先日、スポーツクラブの帰りにBOOKOFFに立ち寄ると、105円コーナーに劇団ひとりの『陰日向に咲く』がありました。
100万部を超えるベストセラーになった本で、前から興味があったのですが、105円と手頃なこともあり購入しました。
目次を見ると、5つの短編で構成されているようです。
早速読み始めてみると、頭の中に場面が浮かんできて、次はどうな展開になるんだろうとワクワクしながら読み終えました。
それぞれの短編の登場人物が、別の話につながっていて、
「あの話のこの人が、ここにつながっていたんだぁ・・・」
とだんだんと謎が解けていくようでした。
文学的な知見はあまりないので作品の評価はできないのですが、
「すごくいい本に出会ったな」
というのが正直な感想です。
さて話をスタジオレッスンへ。
エアロやステップのレッスンで、イントラさんが作るコンビネーションも作品ですよね。
3ブロック96カウントのコンビネーションはさながら3つの短編小説の集まり。
32カウント毎にオーソドックスで分かりやすいレイヤリングをしてくれるイントラさんももちろん良いんですが、好きなのはアドオン形式で組み立てていくイントラさんのコンビネーション。
今まで印象に残ったレッスンは・・・・
まず、20カウントぐらいのブロックを5つほど組み立てます。
各ブロックを組み立てても、他のブロックとは繋げないで、ひたすら一ブロックずつ組み立てていきます。
ここまでは単なる短編小説の集まり。
そして、最後の通しの前の『種明かし』でようやくコンビネーションの全貌が分かります。
作っていったブロックを順番につなげるのかな?と想像していましたが、順番を変えて、つなぎの部分に使った余分な動きをそぎ落としていくと、芸術作品のようなコンビネーションが完成。
短編小説の集まりだったのが、命が吹き込まれて、最終的には一つの小説に仕上がります。
「この動きがここにつながるんだぁ・・・」とちょっと感動しました。
こういった芸術作品にめぐりあえるのは、ゴールドジムの中上級レッスン。
早くゴールドジムに戻りたくなりました。