本日午後に政府より「首都圏で大規模停電の恐れがある」との声明が発表されました。
これは、予め停電時間が定められている計画停電ではなく、どの地域が停電になるか分からない無差別停電です。

その声明が発表されてから、会社での省エネモードがさらに加速。
仕事に必要にない電力の徹底削減が図られました。

鉄道会社も運行本数を減らし、デパートやスーパーも閉店時間を繰り上げ。
ご家庭でも暖房をつけるのを控えて節電にご協力した方々が多かったでしょう。

様々な方々の『努力』『我慢』『思いやり』のおかげで、大規模停電という最悪の事態は免れました。
もし予測不能の大停電が発生していたら・・・・

生命維持のために必要な器具が動作しなくなって、尊い命が再び失われる可能性がありました。
まずは一安心です。


震災によって損傷していた生産設備が稼動し始めて、通常状態に近い企業活動を始めると、再び電力が不足して大規模停電が起こる可能性は確実に増えていきます。
こうなると、節電に協力するためにスポーツクラブ店舗の営業時間を短縮することが多くなることが予想されます。
企業側の立場では、節電に協力している訳ですから『妥当な判断』だと思います。

逆にスポーツクラブ店舗に行けなくなった会員さんは、ご家庭で電力を消費します。
これらの会員さんがご家庭で暖房もテレビも使用しなければ電力消費量は少なくなりますが、その中の一定割合以上の方が電気をご使用されると、逆に電力消費量が増えてしまうことにもつながります。
そうなると、スポーツクラブ店舗を営業していたほうが、結果的に節電への協力につながっていたことになります。

でも、そこまで考えてスポーツクラブ店舗を営業するか、営業しないかの判断を求めるのは酷ですよね。



現在、スポーツクラブを運営している方々は日々非常に難しい選択を迫られています。
今後どうなっていくのかは全く想像できません。

前回の記事では、スタッフさんやイントラさんの立場を考えて書いてみましたが、会員さんの立場でも非常に辛い時期ですよね。


私個人としても、『我慢』すべき時期だとは分かっているのですが、先が見えないだけに非常に不安です。