「1ブロック目とつなげまーす!」
とイントラさんの声。



「え~と・・・・何だっけ・・・?

ストンプオーバーだっけ?

違う!

スパイダーからリバースターンしてストラドル・・・

あっ、それは一昨日のコンビネーションだ!

シャッセオーバーかな?

あ~~、もう分かんない!







フロアマンボ?

そんなのやったっけ?



あっ、思い出した!」



レッスン中によくあるシーンです・・・・というよりも自分の頭の中を再現しただけなんですけどね。

コンビネーションが難しすぎて出来ないのは仕方がないのですが、組み立ての時はきちんと出来たのに、通しの時になって忘れてしまって、不完全燃焼のままレッスンが終了してしまうのは非常にもったいないです。


人間の記憶のメカニズムは、「記銘」「保持」「想起」の3つから成ると言われています。

間単に言うと、
「記銘」は覚えること。
「保持」は覚えていること。
「想起」は思い出すこと。
です。

一番最初に挙げた例は、「想起」の段階が上手く行かなかった例です。
(厳密に言うと、「記銘」や「保持」の段階にも問題があります)


面替えされると、動けなくなってしまうのは、「記銘」の段階の問題。
「スタジオ前方にある足を動かす」とか、「鏡側にシャッセする」といったように「記銘」の段階で『景色』と関連付けてに覚えてしまうと、「想起」の段階で破綻してしまいます。

コンビネーションを『身体に覚え込ませる』ことで、全部動けるようになればベストなのですが・・・・・ちょっと自分にはそれだけでは無理そう。

なので、少し記憶のメカニズムまで踏み込んでトライしてみたいと思います。


今回はここまで。