キリン・サントリーの統合計画断念の続きです。
現在会員となっているスポーツクラブ以外にもいろいろなクラブを利用しているのですが、この場合はビジターでの利用です。
ビジターでの利用方法はいろいろあるのですが、一番良く利用するのは株主優待券です。
株主優待券はオークションサイトで頻繁に売買されており、ほとんどの場合、クラブが発行するビジター用チケットよりも安くなります。
スポーツクラブを経営する会社が株式公開(上場)されている場合は、株主優待制度としてスポーツクラブが利用できるチケットが配布されることがほとんどです。
また、子会社がスポーツクラブを経営している場合も、配布される場合があります。
現在コナミの株主ですが、コナミ子会社が経営しているコナミスポーツクラブの利用チケットが半期に一回送られてきます。
現在株主優待券が発行されている大手スポーツクラブは、コナミスポーツクラブ、セントラルスポーツ、ルネサンス、メガロス、東急オアシスなどです。
残念ながらTIPNESSの店舗ができる株主優待券は発行されていません。
TIPNESSの親会社のサントリーは実質的に創業者一族がほとんどの株主を有するファミリー企業で、今後も株主公開(上場)は期待できないでしょう。
サントリーの系列企業でも上場されているのは一社のみですので、TIPNESS単独での株式公開もあまり期待できません。
ここで、キリンとサントリーが経営統合されるとどうなるでしょう?
おそらく会社規模が大きいキリンが存続会社になると思いますので、新会社キリン・サントリー(ホールディングス)は東証一部上場会社になります。
ということは、TIPNESSは上場企業の子会社になります。
現在のキリン(ホールディングス)の株主優待は、
(1) 酒類商品詰合せ
(2) 清涼飲料商品詰合せ
(3) ビール・清涼飲料詰合せ
(4) 勝ちT(サッカー日本代表応援Tシャツ)
(5) 「エコロジー募金」への寄付(商品の代わりに3,000円を寄付金として預かり、「緑の募金」へ寄付)
からの選択式です。
「ビール腹をTIPNESSで運動して解消してください」というメッセージはちょっと矛盾していると思うのですが、企業がスポーツクラブを経営しているということを世間にアピールするのは、どちらかというとプラスの方向に作用する可能性のほうが大きいと思いますので、株主優待の第6の選択肢としてTIPNESSの施設利用チケットが入ることも十分考えら得るかな・・・・と思っていたのですが・・・・
そんなことを思いながら、キリン・サントリー統合計画断念の記事を読んでいました。