「4・4・2」

「3・5・2」

「ダブルボランチ」

「ダブル司令塔」


知っているサッカーのフォーメーションを少し並べてみました。



スタジオレッスンに参加する場合、スタジオ内の自分の位置取りによって、動きやすかったり動きにくかったりします。

自分の目の前が「慣れていないメンバーさん」の場合と、「すごく上手いメンバーさん」だった場合との差はかなり大きいでしょう。

極端な話をすると、全く同じメンバーさんがレッスンに参加していても、それぞれのポジショニングによって出来が結構変わってくるのではないかと思います。

今回は、メンバーさんの位置取り(フォーメーション)について書いてみます。


まずは最前列。

ここは上手いメンバーさんや、鏡の前が好きなメンバーさんが集まります。

ここで重要なのは、イントラさんの両脇に位置するメンバーさん。

ここのポジションは、スタジオ内の全てのメンバーさんから見える位置なので、このポジションにいるメンバーさんの出来によって、スタジオの空気がかなり変わります。

上手いメンバーさんであればいいのですが、ここに慣れないメンバーさんがいると、そのメンバーさんの動きが気になって、メンバーさんの集中力が途切れてしまう恐れがあります。

ですので、ここのポジションはそのイントラさんの追っかけをやっていたり、長くレギュラーで参加されているメンバーさんであって、さらにイントラさんが間違えても平然と動き続けるメンバーさんがいると、レッスンが「安定」します。

さながらサッカーで言うとツートップですね。


次に最後列。

このポジションはあまり慣れていないメンバーさんが位置することが多いのですが、かなり上手いメンバーさんの中にもここを定位置にされている方がいらっしゃいます。

イントラさんがレッスンに参加される場合も、最後列に位置することが多いのですね。

最近のエアロのレッスンでは、初中級クラスでも背面向きでの動きが出てきますので、最後列にお手本になってくれる上手いメンバーさんがいると、スタジオに「安心感」が生まれてきます。

後からメンバーさんを支えるセンターバック、またはキーパーのポジションです。


反対に人材不足なのが「サイド」。

ここのポジションを定位置にしている上手いメンバーさんはあまりいないようです。

面替えや四面回しがあるレッスンの場合、前向きや後向きの動きの時は比較的いいのですが、横向きになった時に一気に崩れて、スタジオ内で迷子続出になることが多いです。

そんな時にサイドに上手いメンバーさんがいてくれると、途中分からなくなってしまっても、その後そのメンバーさんをお手本にしてすぐに復帰できる可能性があります。

現在、人材募集中のポジションです。


でも、確かに人材不足なのですが、頻繁な面替えや四面回しが当たり前のように出てくるレッスンで、慣れないメンバーさんはサイドを回避しますので、自然と上手いメンバーさんが位置する可能性はあります。


最後は中央。

通しの時に一番難しいのが、対面割り。

今までは前にいるメンバーさんと同じ動きをすればよかったのですが、対面になると目の前のメンバーさんが逆方向に動き出すので、一度間違えてしまうと復帰するのが大変です。

このような時に、自分の前に上手いメンバーさんがいてくれたら非常に助かります。

目の前のメンバーさんの動きに惑わされず、後にいるメンバーさんをきちんと引っ張っていく「司令塔」のような存在です。

この役割を果たすメンバーさんが左右にいる「ダブル司令塔」であれば最高です。



サッカーの監督であれば、それぞれのポジションに適した選手を配置することができるのですが、スタジオレッスンの場合には、ポジションはメンバーさんが自分で決めるので、上手いメンバーさんがいたとしても、なかなか上手い具合のフォーメーションにならないことが多いです。

最後はメンバーさん頼みですね。

逆に、きちんとしたフォーメーションで上手いメンバーさんがポジショニングした場合は、お互い助け合いながら、かなり一体感のあるレッスンになるような気がします。


じゃあ、どうすればこのような状態に持っていけるのか????・・・答えは分かりません。


でも、一つだけ言えるのは、「イントラさんの力次第」だと思いますよ。