【アカタナゴ】
Ditrema jordani Franz, 1910

●形態・特徴:
背鰭棘は9~10本で、腹鰭の鰭膜は全体もしくは第1棘と第2棘の間が黒味がかる。臀鰭の基底は白色で、前鰓蓋には黒色斑があるが、これは出したり消したりできる。マタナゴやウミタナゴと酷似しているが、本種は体色が赤や橙色なので他種と容易に区別することができる。

●分布:千葉県~徳島県の太平洋沿岸域。

●生息環境:大陸棚上や深海近くの水面下から水深280mにまで生息する。沿岸近くや内湾、汽水域にもしばしば現れ、若魚は主に沿岸域に生息する。

●その他:ウミタナゴ科魚類は胎生魚として有名で、交尾をし、4~7月に卵ではなく稚魚を数十個体産む。本種はよく似たアオタナゴやマタナゴと混同されて扱われることが多い。身近な海で多く漁獲されるウミタナゴ科魚類は食用としても需要があり、市場流通もしている。肉質は水っぽく、煮つけや汁物にするのが一般的。

どんなお魚?