いつか観た映画『プール』のロケ地だったチェンマイ。
映画でこの街を知り、今回の旅先の一つに選んだ。


映画の撮影で使われたゲストハウス「バーンロムサイ」を探し当てることにも成功したが、
あいにく年末年始で空きがなかった。
バーンロムサイは、HIVに母子感染した子供たちの自活のために運営されている。
ゲストハウスの運営によって得られたお金が、彼らの生活を支える。
HPは右矢印こちら
もし旅先をお探しの方、そしてチェンマイでの宿をお探しの方がいらしたら、
こちらも検討していただけると嬉しい。


さて今回、宿に選んだのは カオマイランナー というリゾート。
HPは右矢印こちら

本当に息をのむほど、光が抜群に美しい場所だった。
真っすぐに強く差し込む光だけでなく、
生い茂る緑の幹や葉からこぼれる木漏れ日が印象的だった。

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1944年、政府はタバコ業を国の産業として発表した。
このカオマイがあるチェンマイ北部サンパトーン地区の人々にとって、
タバコの生産産業は、重要な生活の糧だった。

時代の流れとともにタバコ産業が衰退し、1986年にこの工場も閉鎖され建物だけが残った。
それを改築してゲストハウスにし、今もこうやって古き良き建物を保存、維持すると同時に、
彼らの生活に新しい収入源をもたらすことに成功したのだそう。


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これはヨガ道場。
カオマイには一週間弱のヨガリトリートプログラムがある。
一日数回ここでヨガをして、この隣にあるプールサイドで三食をとっていた。

私も毎日夕方にプールでひと泳ぎしていたので、彼らとも顔を合わせることができた。
多くは白人で、日本や韓国の人と思われるアジア人が少しいた。




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ゴミ箱まで趣がある。
左が燃えるゴミで、右が燃えないゴミかな?


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1月2日、チェンマイ2日目の朝。
カオマイの近所を散歩してみる。

一つ二つ道を入ると、すぐに地元民の生活が見えた。

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かっこいい中折れ帽をかぶっていたおっちゃん。
「かっこいいね!」と話しかけたら、「そうだろ?」と言いたげに鼻高々笑ってくれた。


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この日は暑くて、30度くらいまで上がったのだろうか。
1、2時間ほど歩いて喉が乾いたので、小さな商店でスプライトを飲んだ。

そこで出会った少年。
お正月だったから、お年玉でももらってジュースを買いにきたのだろうか。


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写真には収め損ねたが、すぐ近くに養鶏場があり、
お正月でもたくさんの卵が人々の手によって仕分けがされていた。
カオマイにも毎朝卵売りがやってきたので、新鮮な卵が朝食として出されているよう。



この後カオマイから最も近くにあると聞いた食堂に行ってみることにした。
歩いて5分ほどだと聞いて行ったのに、なかなかそれが見つけられず行ったり来たり。
これかなぁ?と思って入ったお店は、食堂ではなくコーヒーショップ。
図らずもそこで、そのコーヒーショップを営むアーチとレック夫婦に出会うことができた。(写真はアーチのみ)

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夕方ビールを買いに出かけた先の商店街で、この二人と偶然再会。
そこで地元の屋台飯、パッタイという焼きそばを御馳走になった。

それを機に彼らととても親しくなり、
カオマイで過ごした5日間は、彼らとの思い出の時間となった。

その話はちょっと長くなるので、次に続く。