昨夜、実は初めて観ました。
リュック・ベッソン監督作品 『グラン・ブルー』 (1988 仏伊合作)。

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やっぱり不思議なもので
“今、自分の心にあるもの”があぶり出される、映画というものの力。

海の中の映像が素晴らしいと聞いていた映画だったけど、
私の心に残ったのは、
「人はやっぱり一人なんだなぁ」ということ。

あきらめではなく。
ただ、本当のこと。

だから自分の人生は、自分でちゃんと生きるべきだなって。

自分を愛し、
自分を認め、
何ができるのか、
何が欲しいのか、
知ること。

もちろん自分の物差しでね。


一人は怖いし、不安だし、
自分に起こることは
すべて自分の選択の結果という責任に、
疲れてしまうこともある。

それでも
依存ではなく支え合いながら
結果的に一人で生きるのでなくなれるのはきっと、
ちゃんと ”自分を” 生き始めたときから。

映画を引き金にして、
最近ずっと考えていることが
改めてぶわーっと出てきたのでした。



本も音楽も映画も、
単に作り手が伝えたいことを受け取るにしたって、
自分のフィルターを通しているわけです。

人は、
どれほど溢れていようが、強い力で与えられようが、
自分の中に全くない意識や価値については
気がつけないといいます。

そこに気が留まるという時点で、それはひとつの心の鏡なのですね。



この話を友人にしたら、
こんなことを 言っておりました。

「空腹の状態は、
自分のお腹の中でしか起こらないよね。
自分の手で口に食べ物を運んで
お腹を満たすことでしか、空腹はしのげない。

でも、同じ時間、同じ場所で、同じように空腹の人がいたら
“一緒に食卓を囲もうよ”と言いたい。
だってその方が楽しいもん。
そしてその人もまた自身の空腹を満たして、
お互い別々に動き出すんだ。」


おおお!
なんて、詩的~涙
感動しました。
やるのぉ~Hちゃん。


今日もいいお天気。
うーーんと、腕を伸ばして、背伸びして。
いい一日、始めましょう♪

私はこれからクルマに乗って、
ちょっとお出かけしてきます。
いつものラジオを聴きながら、ね。


みなさまよい週末をLOVE