あっと言う間に渦中の人に浄化槽編 続・続 完結編 | 建築設計事務所A.D.Studio

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こんにちは、計盛(カズモリ)です。(≡^∇^≡)


本日も日曜出勤です。以前にも書きましたがこの

日曜出勤まんざらでもないのです。


町は静かだし車も空いているしなーーんとなく良い

感じなのです。車


今日は出社して近くを散歩してみました。ニコニコ


こんな感じです。晴れ




「新なにわ筋」 普段は、かなりの交通量ですが

本日は静かなものです。o(^▽^)o




近くの公園です。少し色付いた木が秋の気配です。

体操しているお兄さん?が印象的です。もみじ




「京セラドーム」です。UFO

かなりインパクトのある建物です。




「大阪市中央図書館」です。エーディー・スタジオは

図書館のすぐ裏です。ビル




秋晴れの本日です。晴れ晴れ

長々とお付き合い頂きました


「あっと言う間に渦中の人に浄化槽編」


本日で完結させていただきます。


あ・・・言ってしまった。(ノ´▽`)ノ


また、シリーズを考えていきますので今後とも

よろしくお願いします。


m(_ _ )m



では、本篇 始まり  始まり  デス・・・


「日本人はお上に弱い」


改めて確信した計盛は、少し気を良くしている

お客様の顔色を見、ある作戦を思いついたのです。


実はこのお客様、ある会社で営業の仕事をしているの

ですが、お客様の会社の上司と当時の計盛の会社の

専務がゴルフ仲間でお客様の会社の上司は、常々専務を

「あの人は切れ者や、すごい人やで・・」と振れ巻いていた

のです。


お客様は、以前から


お客様 「計盛さんとこの専務さんてすごい人

      らしいやん・・内の上司も尊敬してる

      位やでーー」目


計盛  「えっそうなんですか?

      なんならご紹介しますが?」


お客様 「いや、いや、滅相もない

      そ、そ、そんなすごい人・・・・」


確かそんな会話を交わしていたことを思い出したの

です。


当時の専務、確かに切れ者で営業時代は常にトップの

成績で、何より持っている資格も宅建はもちろんのこと

建築士、そして英検の1級まで習得しており英語は

ぺらぺらでなんで、不動産屋ナン?(@ ̄Д ̄@;)


と言う感じの人だったのです。


余談ですが計盛はこの専務が営業部長時代に面接

して頂き採用して頂いたのです。

その面接も、「当社を志望した理由は・・・・」

なんて、お決まりの質問は一切なく1時間ほど雑談し

即採用となりました。

後々に採用の理由を聞いたのですが


「何となく・・」


と言われました。(//・_・//)


頭で考えるのではなく感性で生きているような人だったのです。


計盛は、今回の一大事の最終章としてこの専務

登場させようと計画したのです。


恐らくこのお客様は専務の前では絶対に大きい態度には出ない

なぜならこのお客様は絶対に

「お上には弱い」

確信があったからなのです。


早速、計盛は専務に事の顛末を説明し、ご足労いただきたい

旨を説明しました。


すると専務は


専務 「で、行って何をすればいいの?」


計盛 「特にして頂くことはないのですが取りあえず一緒に頭を

     下げていただければと・・・・・」


専務 「ん、解った。計盛くんも大変やなー」


確かこんな位の会話だったと思います。

簡単に了承いただき私はお客様にアポを取り専務とともに

伺うこととなったのです。車


しかし、やはり不安はありました。この種のお客様は、ここぞと

ばかりにうっぷんをぶちまける可能性も有るからです。

しかし、ここは賭けなのです。今をおいて解決させるタイミング

を逃す訳にはいかないのです。


不安な気持抱きつつお客様を専務と共に訪問致しました。


ピンポーンーー(チャイムの音です ちなみに)


お客様 「はーーーい」 (かなり気だるそうに)



計盛  「こんにちは計盛です。」


ガチャ (玄関の開く音です ちなみに)


「何やまたお前か・・」そんな顔を一瞬した後、その後ろの

人物に目を移したお客様は、何やらいつもと違う雰囲気を

感じたようなのです。


お客様 「まー上がってよ」


私と専務は着座し、お客様と向かい合いました。


緊張の一瞬私が専務を紹介しようとしたとき

専務の方から・・・・


専務 「専務の○○と申します。お客様の会社の

    ○○様とはいつもゴルフをご一緒させて

    いただいております。お客様に当社の物件を

    購入して頂いたことは○○様から伺って

    おりました。私の方も、もっと早くにご挨拶に

    伺うべきでしたが、遅くなり申し訳ありません

    でした。」


専務の丁重な挨拶にお客様は、


お客様 「い、い、い、いやーーー挨拶なんて・・・・

      そ、そ、そんなーーー」(///∇//)


この会話で計盛は今回の騒動の終結

確信したのです。


そして専務は追い討ちをかけるように


専務 「今回は当社の下請けの不備でお客様には

    大変なご迷惑を掛け、誠に申し訳ありま

    せんでした。

    下請けの不備とは言え私どもの責任です。

    社長に成り替わりお詫びさせていただきます。

    そして本当に気持ちだけですが体調をくずされた

    奥様のお見舞いをお持ちさせていただきました。

    お納め下さい。」


な、何と専務は私には一言も言わずお見舞いを包んで

いたのです。


さすが専務  


あんたはえらい(ゴメンナサイ)


計盛は心の中で叫びました。叫び



恐縮し、おろおろしているお客様に追い打ちを掛ける

ように専務は・・


専務 「今度、御社の○○様とゴルフに行くのですが

    ぜひお詫びにご接待させて頂きたいのですが」


お客様「え、え、は、はい喜んでご一緒させて

     いただきます。」


後は、適当に雑談をし引き揚げました。


時間にして40分位だったかと思いますが、この何日間

の戦いがこれにて終了いたしました。


今回の件で計盛は、勉強しました。┐( ̄ヘ ̄)┌


トラブルは自分一人で解決するより戦法として色々な

人物を登場させるべきなのです。人間は怒っている時

は、その矛先の人の意見は絶対に聞かないのですが

第三者の同調してくれる人物の意見は聞く場合が多い

ことを学びました。


10の成功より1の失敗の方が人間を成長させて

くれることをあらためて確信した計盛なのでした。


そして後日、またお客様から連絡が有り・・


お客様 「計盛さん・・・この前お宅の専務さんと一緒に

      ゴルフいったんやけどメンバー専務さんと

      うちの上司やろーメッチャ気つこて疲れたは

      ----あ、ほんでなまた今度誘われてん

      ねんけど計盛さんも一緒に行ってやー」


計盛  「○○さん私、ゴルフしないんですよーー」


お客様 「えーーーマジでーーーそんな殺生なーー」


ヽ((◎д◎ ))ゝ

ざまー見ろ罰があたったんじゃ


そんなことを思う計盛なのでした。演劇