リアタイヤのずれとアライメント

車高を下げると、リアタイヤの出方が左右でちがうのでセンターにするためのパーツをつけないといけない・・・・
ってな話しを最近ききました・・・
100系の場合は、ラテラルがあったんで車高を下げるとズレるのは当然でターンバック式にかえて調整(元の位置へもどす)したんですが、200系はラテラルはないので、車高下がったことが原因で左右にずれることは基本的に考えにくいというか無い・・・
でもずれた車両がある場合、ブロック取り付け時にずれたままUボルトしめたり、片側づつブロック交換作業をした場合にはずれる場合もあるが、元々ずれている場合も多い。
通常は、車高を下げる前に左右のずれを確認してから作業することはしなくて、ブロックいれ車高下げたあとにずれている事に気付く・・・
ズレを補正するパーツも販売されているのでそのパーツを使い車体に対してセンターにもってくると車体に対するズレは補正できる!!
これで本当に大丈夫???
車体に対してタイヤがセンターにきても、フロントタイヤに対してどう??
図作る時間ないんですが、フロント左右タイヤ中心とリア左右タイヤ中心が揃っている事が重要では・・・
はじめからすこしズレがあり、リアタイヤを何度も言いますが車体に対してセンターにしたら、フロントタイヤに対して今までとは違った位置になりますね。。
ズレを大きく補正した場合は、アライメントが変化しハンドル流れたり、ハンドルセンターがずれたりします。
ハイエース2WDの場合、アライメントで調整機能が付いているのはできるのは
・車高:トーションバーで調整
・フロントトー:タイロッドエンドで調整
・フロントキャンバー:ロアアーム取り付けボルトで調整
・キャスター:ラテラルで調整
基本的にリアの調整機能はありません・・・・・
話は戻って、元々前後タイヤの中心がほぼ合っていたと仮定します。
その車両を、仮にリアタイヤを車体に対してセンターにするため右に調整した場合、フロントタイヤに対して右側にずれます。
その場合フロントタイヤも右にずらしてセンターにするイメージ?・・・・
方法としたら、ロアアームのボルトを左は短く、右を長く調整で右にずらせるんですが、キャンバーの確認が必要ですね。
ハイエースのフロントアッパーアームは調整機能がないのでボールジョイントの位置は固定されます。
ロアアーム取り付けボルト部分でロアアームを調整するとアッパーアームボールジョイントに対してロアが動くのでキャンバーキャンバー角が変化します。
同時にキャスター・トーも変化しますね・・・・
このような調整をしてしまうと、ハンドル流れる可能性が大きい・・・・
長くなるので測定方法・調整方法については、次の機会にしますがタイヤ位置が変化する作業は、アライメント変化を十分に意識する必要がありますよ。
糸貼りして測定など、アライメントはショップのノウハウ実力がでる部分です。
高価なアライメントテスターで測定したからって信用できないかも・・・・・
機械も校正してないと本来の数値表示しませんからね・・
次回は、実際アライメントを変化させて約4万キロ走ったエーキューブ1号車の事をかいてみたいとおもいます。
200系は車高下げてもリアのアライメント変化は基本的にはありません。
リアアライメントでもう一つ、リアリーフの取り付け位置高さが前後で違うんですが何でか知ってます??
この話はまたの機会ので