コンテンポラリーの展示を観に行くときなどは作品をよく観て感じてじっくり考える。

ひとつひとつどんな意味があるのかとか

どの文脈を引き寄せて考えているのかとか じっくり読み解いたりする。


けれど

今回の展示ではほとんどそういう見方はしなかった。

なんかそういう必要がなく感じて

素直に楽しめた。


展示を観ていた小学生くらいの子供が

本読んだり、積み木でなどで遊んでいるときのような集中力で作品を観ていて(特に映像の作品なんで見入っていた)

知識とか関係なく人が誰でも持っているある部分に触れる作品なんだなって思った。


展示場所は

作品にたいして空間がでかい、余白が多い感じもしたけど

彼のドローイングとかと通ずる空間の空きがあったようにも感じる。


30歳で横浜美術館で個展なんて早いなぁ。

私たち世代の人間が美術館で個展をするってことはどういうことか。


展示を観ていた50代後半のおじさんは

解説が書いてないのか??って独り言を言ってた。

私が観に行った時は(日曜日、昼どき)20代くらいの人が多く観に来ていた。