私たちの生活は高度経済成長によって豊かさを獲得したように思える。身の回りにはモノに溢れ食べものにあふれ、私たちは、その生活の中を生きていて、それが今ある生活だと思っている。
しかし、石油は高騰し、物価は上がり、生活は苦しくなり、モノを買うために必死に働いてお金を稼ぎ豊かな生活を手に入れたいと努力する。
欲しいものを手に入れる時の嬉しさといったら誰もが経験した事があると思う。
初めてアルバイトをして貯めたお金でモノを買って手に入れた時は喜びをも手に入れた感覚を覚えている。
人は文明を発展させるために新しいものを開発し、コストは少なく大きな効果がでるモノを求めて発展していった。安くて便利をキーワードに急激に広がっていった。
私が生まれたころは自宅にあった冷蔵庫には『フロンガスを使用していません。』という張り紙が貼ってあったり
家庭内で『もったいない』という言葉がよく交わされていたり地球環境は限りのあるものだという意識はあった。
オゾンホールの問題もよく耳にしたし、地球が変化しているということは認識していた。
個人ではあったとしても、組織的にはどうだったのだろうか。
利益を上げると言う面でローコスト・ハイリターンの考えは強く環境に対する配慮が欠けていたのでないかと思う。
地球は無限だという考えがもとにある経済の理念が今変わらなくてはならない。
21世紀半ば、資源は限界をむかえ人類の成長を止めるとも言われている。
人は地球をもコントロールしようとしているのだろうか。
