友人が相撲好きのパートナーと同居を始めた。

ちょうど何場所だったかの時期にお邪魔したせいか、彼らの家は常に相撲中継が流れていて、家に集う人々の話題も相撲一色。

 

そんな友人に影響され、つい手に取った1冊。

ただ、これは2作目らしいので、先に1作目をよむことにして、ようやく読むことができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

関取までいくことができなかった男性が、相撲取りを廃業して団子屋を開くことになった。

力は強いから、うどんや餅などのこねる物が向いているらしい。

廃業した相撲取りの今後について、前作と同様に人情長屋の家主が人肌を脱ぐ。

 

人情家主が管轄している屋台には、蕎麦におでん、天ぷらがあるが、座敷があってゆっくりできる店は、同じく蕎麦に寿司。

うどんは、蕎麦の麺類が被るから、他の食べ物を選ぶしかない。

手軽に食べられて、デザートにもなって、子どもも喜ぶ。

そこで団子になったらしい。

 

地域のことを考えて、他の店ともうまくやっていけるように、あえて他の食べ物を出すあたりなどは、この長屋のある地域に住む人々の優しさを感じる。

 

今は似たようなファーストフード店や回転すしにコンビニ、ファミレスとあり、日々熾烈な競争社会が繰り広げられている。

 

互いに助け合うような商店は、昔よくあった商店街のようなものだろうか。

競争することも時には必要だが、私は人と人同士が助け合って生きているようなこの長屋の人たちの生活に憧れる。