山口惠以子さんのおいしいシリーズの1つである『ゆうれい居酒屋』の6冊目の単行本。
平成に入ってすぐに亡くなったはずの秋穂の営む居酒屋「米屋」が、当時の常連さんと共に現代によみがえるのだが、なぜか現代の人が常連さんになっているパターンもある。
今回も迷える子羊ならぬ一見さんが「米屋」を訪れるのだが、その一見さんのご先祖様までも「米屋」を訪れていて……
と何とも複雑な人間模様を要している。
スリには3種類あるらしい。
電車の中専門を『箱師』
縁日や劇場の人混みの中でスルのを『ボタハタキ』
道ですれ違いざまにスルのを『違い』
この『ボタハタキ』の手口の1つに、被害者と軽く言葉を交わしながら、本人に気づかれず、目の前で時計や財布を盗み取る方法があるらしい。
ドイツにいた頃、このような手口に注意するように言われた。
複数の人が親切そうに近づいてきて話かけてきたり、道を聞いてきて、グループの1人が財布を盗むそうだ。
私がドイツにいた頃、珍しく地下鉄が満員で、ズボンのポケットに違和感を感じ、ポケットを触ってみると、ポケットの中に入れていたものがなくなっていた。
ポケットの中に入れていたものは……
ボトルに入ったガム
語学学校に行く時、ガムを持って行こうと机の上から取って、カバンでなく、ポケットにいれたのだ。
スッた本人も財布と思ったらガムだったので、さぞや驚いたことだろう。
他にもカバンに着けていたチャームをヒスパニック系の女性に盗られたことがある。
降りる時、急に近づいてきて警戒したのだが、彼女が狙っていたのはバッグチャームだったのだろう。
証拠がないので泣き寝入りだったが……
それからは色々と注意するようになったので、勉強代を思うことにした。
スリは漢字で書くと「掏摸」
私には絶対に読むことができない。
あなたは読むことができますか?
