かなり以前、好きな作家の古本を探して
暇があれば神保町をうろついていた時期がありました。

そんな時期の神保町にて、
欲しい本が見つかり何冊も買い込んで
ホクホク信号待ちをしていた時の事です。
突然、50代くらいの男性に
「お姉さん、セドリかい?」と聞かれました。

セドリが何の事かサッパリわからず黙っていたら
「やっぱりね。女でセドリは珍しいね。」
「俺もセドリなんだよ。どれ買った本見せてみな。」


面白そうなので買った本を見せると、
「いくらで買った?」
「500円。」
「それは安く買えたよ。どこで買った?」

「これは?」
「800円。」
「相場だね。」

などと鑑定を始めました。

自分の買った本も見せてくれ、
「これから○○書店に売りに行く。」
と言って別れました。

その男性と話していて、
なんとなくセドリとは古書店から掘り出し物をみつけ、
別の古書店へ高く売り込む事かなぁと思い、
なじみの古書店に聞いてみたら、正解でした。

競取り屋(セドリヤ)といい、小遣い稼ぎの人や
セドリ専門で商売してる人もいるそう。

世の中には色々な商売があるものです!