ども、です。
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仕事も決まった、住む場所も決まった。
明日から仕事かぁ。うん、がんばるぞ、と私は意気込んでました。
そして、ヤツと逃げてきてずっと私は安心して眠ったことが無かったので(主にお金の心配です。ヤツから受けていた暴力はその頃、ただのケンカだと思ってました)、明日に備えてゆっくり休みたかったのです。
ですが、パチンコ屋の二階にある寮に荷物を置くと、ヤツは「さ、出かけるぞ」と私を連れ出しました。
「どこ行くの?」という私に「仕事が無事決まったから、そのお祝いするんだよ♪」とウキウキしてます。
『お祝いって・・・』。ヤツの態度に私は戸惑いました
前の記事にも書きましたが、その時私達には全くといっていいほどお金がなかったのです。
使えるのは、私のクレジットカードのみ。
どこまでこの人は能天気なのか?と思ったのは確かです。
ですが、ヤツは自分の思い通りにいかないとすぐに不機嫌になります。
その不機嫌スイッチも、その時はまだ判りやすかったので「ここでイヤな顔をしたら折角決まった仕事までほおりだしかねない」と背に腹を変えられない気持ちで、自分の本音を隠し「そうだね、いいね」とつい、言ってしまいました。
私は本来、流されるのを好まない、どちらかと言うと自分の気持ちをはっきり言う方でした。が、ヤツといると全てにおいてヤツに合わさなければならなくなっていました。
何故なら、ヤツの不機嫌さを治すことが本当に難しかったから・・・。
いや、今思えば実際「私が」治せたことはなかったように思います。
勝手にヤツが不機嫌になり、キレたりして、こっちがどうすればいいのか判らなくなってオロオロしていると、勝手に機嫌を治している・・・そんな繰り返しだったように思います。
そして、結局出かけることになったのですが、出かけた先はコ洒落たバーでした。
更にコ洒落た風に、慣れた風に、ヤツはピザやソーセージなどを注文(←外で食べると、高い・・・と結婚してからいっそう実感)し、当然ビールも注文。
ビールもこれまた気取って「コロナビール」。
このビールは私はヤツに出逢って初めて知ったのですが、軽くて飲みやすいんですね。ライムが飲み口に軽く刺してあり、それを中に入れて飲む。
爽やかな味・・・。
でも、気分は爽やかなんてもんじゃありません。
ヤツに合わせてコロナビールを飲み、つまみをつまんでましたがそこでヤツのもうひとつの癖?を知ります。
例えば、この時頼んだつまみは二人では絶対!食べきれない量でした。
そして、その癖は一緒にいる間、私を悩ますようになります。
何故なら、ヤツは自分がお腹が一杯になれば満足し、私はもう食べられない、となり結果的にお皿につまみやらおかずが残ると、てきめんに機嫌が悪くなり、「私」を責めるから・・・です。
毎回私は「追加で注文したらいいよ」と言うのですが、テーブル一杯に食べ物が無ければ満足しないようで、止められませんでした。
ヤツが自分で全部食べるならいいのです。でも、絶対に食べきれない量。
私は、自分の分を頼むことはヤツと一緒にいる時無かった気がします。
※私だって、外食して残すなんてしたくありません。それは今でも同じで、どうしても食べきれず残してしまうとお会計の時、「美味しかったです♪お腹一杯になっちゃって残してしまったけれど、ごめんなさい」と言う癖があります(過去、飲食店でバイトしていた時に、そう仰って下さったお客様の気持ちが嬉しかった、というのもあります・・・偽善者かな?偽善者かも・・・です)
ヤツはテーブルに残ったものを見て、更に私の顔を見るのです。
言外に「残すのか?ほんとーに残すのか?」と私を責めている目つきです。
ここでも混乱するのです。
私が注文したわけじゃないのに・・・しかも、お金が私が払っているのに・・・好きでこれだけの量を注文したのはあなたでしょう、と。
だけど、それを口に出せたのは最初の頃だけ。
一緒に過ごしていくうちに、ヤツを責めるようなことを言えば、街中であろうと私は怒鳴られることになることを学習しました。
そして、外食の時に起こるヤツの気分の変化に対する防御として、「テイクアウト」を覚えました。
それが出来る店と出来ない店があるから、出来なかったら・・・ヤツの気分はどんどん悪化し、私を責めるのです。
当然、その日は私を責めました。
甘んじて受けました。
とにかく、仕事を無くしたくなかったのです。その気持ちだけでした。
そして、ヤツは私を責めることですっきりし、更に「私が悪かった」と言わせることで、どんどん私の心を支配していくことに満足しているようでもありました。
話を少し戻しますが不思議なことに「テイクアウト」を覚えた私が、それを頼むと・・・ヤツはすっかり【それ】を忘れるのです。
一種の記憶障害なんでしょうか?様式美というか・・・テーブル一杯の量を頼み、残りをテイクアウトすると、納得してしまうようでした。
(その持ち帰った料理は、私が何とかして食べるか、申し訳ないけれどこっそり処分したりしました)
そこでも、やっぱり5000円以上はしました。
一番高かったのは、ビール。一本で済む訳ないのですから、当然です。
私は、早い時間に帰りたくて仕方ありませんでした。
その当時は、確かパチンコ屋の閉店時間は10時だったと思います。
それまで帰り、寮で一緒になる人たちに挨拶をしたかったのです。
私は自分が、共同生活に向いていないことを知っていました。
だけど、折角見つけた仕事を無くすわけにはいかないのです。
それにもまして、住める場所を無くすことも・・・。
だからこそ私は、「最初が肝心」と思っていたのです。
これから一緒に職場も同じで、朝と夜の食事も一緒にとるであろう人たちと最初の挨拶ぐらいキチンとしないと後々やりにくくなるのは、と危惧していたのです。
けれど、ヤツが気分良く帰るのは、結局酔ってから。
電車は走ってません。
そうして、またもやタクシーで深夜に新しい住まいに帰ることになったのでした・・・。
初めての同じ寮の人との出会いは、深夜にベルを鳴らし、扉を開けてもらったその時でした。
開けてくれた先輩の表情を見て「最悪のスタートだ・・・」と私は暗澹たる気持ちで一杯でした。
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記憶がやばいです。
書いている間、「これで合ってるだろうか?(時系列)」と何度も過去に繋がる糸を手繰り寄せようとしています。
多分、今のところ合ってる、と思います・・・。文章はメタメタですが・・・ごめんなさい。
このパチンコ屋編で少しずつヤツの怒りの表し方が変化していきます。
そして、私もどんどん壊れていきます・・・。
それでは、今日はこれで・・・<(_ _)>