ども。
先週のマイナビABCチャンピオンシップでの見事な追い上げ。そして優勝。おめでとう!
プロに転向する、と表明してから中々戦績は振るわず・・・、けれど人気は衰えない。これってどれだけのプレッシャーだったんだろう、と思っていた。
このブログの最初の方に、夫婦で遼くんのゴルフを観にいって、その時の人の多さに驚きつつも、信じられない観客のマナーの悪さに怒ったことを記事に書いた。
その記事の中に、それでも遼くんがきちんとファンに感謝している姿を見て、なんて真摯なコだろう、と感動した、ということも書いたと思う。
あれから数ヶ月。
ゴルフは毎週ある。ツアーのものも、単独のものも。
単独のものでは優勝しているけれど、ツアーはそれこそトッププロが出てくるからそう簡単じゃない。
そして、今回のマイナビABCチャンピオンシップ。
三日目の順位を見てびっくりして、これは絶対観なければ!と言いつつ、しかし、今の我が家は休みの日は今夫は庭作りに忙しく、私は私で「なんで夫婦二人でこんなに荷物あんねん!」という感じでまだまだ休日に昼間からまったりすることが出来ないのである。
けど、家の中にいる分、私はチラっと試合を盗み?観出来るのだけど、なんと、スコアが・・・順位がぁぁぁぁ!と思って「今日は早めに終わらせよう!遼くん、頑張ってる!」と夫に提案。
で、放映はすでに終わっていたけれど、私を驚かせた夫が即買いした大型テレビ(マジで卒倒するかと思ったのであります(^^;))で、しかも地上デジタルのクリーンな画面で遼くんの戦いを存分に観た。
じかに観にいったあとも、何回かテレビ放送で彼を観ていたけれど、どんどん身体が大きくなってる。
胸板が厚くなって、身体の軸がすごくしっかりしてるのが素人の私でも判る。
攻めのゴルフ。
トップをいっていた深堀選手とは三打差で最終日を迎えていたけれど、次々入れ変わるスコア、順位に観てる私たちも一喜一憂。
深堀選手も好きなので、余計に興奮(^^;)
15番ホールで深堀選手と同率首位!
これで興奮しなきゃウソですよ、ほんと(笑)
けれど、それで驚いたのは早かった。
遼くんはこの日の試合が始まる前に思って(言って?)たらしいです。
「始まる前から上がり3ホールは勝負をかけて行こうと思っていた」
そして彼は言葉通り、攻めのゴルフをする(攻めのゴルフは彼の信念でもあるからこの試合に限った話じゃないんだけどね)。
8メートルのバーディパットを入れ、結果的に深堀選手はプレッシャーを感じたのか、3パットのボギーに!
ここで単独首位!
しかも、2打差。
けれどまだまだ気は抜けない。ゴルフの試合では、この差で一ホール残っていたら、逆転もプレーオフもあり得る。
最終ホールは一打目はまず刻むコースだった。これは定石。問題は二打目。
遼くんの一打目は無情にもラフへ。
このあと、刻んでいくか、直接グリーンを狙うか、それによって変わってくる。
守りに入るなら、確実に刻む方を選ぶだろう。
なぜなら、グリーンを狙う場合はそのすぐ横に池があるのだ。
解説者も「直接ですかねぇ?」と話している。私たち夫婦は「行くでしょ、ここまで来たら。守りに入ったらいかんぞぉ!」と手に汗握りながら、ショットの瞬間を観た。
あとで知った言葉だけれど、遼くん自身は自分に聞いたらしい。「左に刻むか自分に聞いたらいや、刻まないでしょう、と自分で自分に即答した」と。
そしてグリーン狙い!
打った!!
・・・え?グリーンの方から「あぁぁぁぁ」という声が。
まさか!!
そう、無情にもコロコロ転がって池に・・・(とその時思った)。
その池の浅瀬にゴルフボールがちょこんと顔を出している。この状況を遼くん自身計算していたというからびっくり。
「直接池に入らなければいけると思いました」と試合後に語っていた。
で、遼くんは何度もカップの距離、グリーンのラインを確認して靴のまま池の中でスタンス。
ゴルフ素人の私は「え?靴は??」と夫に聞くと、大抵池打ち(ウォーターショット)をする時は靴を脱ぐという。
そうだよなぁ・・・と思いつつも、うーんあれぐらいの浅瀬だと大丈夫なのかなぁ、と思った。
でも、心配だったんだな。
水で靴の中がぬれていたら、アプローチで直接カップイン出来たなら兎も角、ピンに寄せるのが第一なわけで、次のプレーに影響が出るんじゃないかと(すんません、まだまだゴルフ観戦素人なので、靴で池に入るのは誰でもしてるぞ!と思われた方がいらっしゃったら、お詫びします<(_ _)>)。。
そして、スタンスを取った遼くんが池の中のボールを打ち出す。
正直、息を止めて観ていた。
奇跡のウォーターショットを観た。
「このグリーンでは、この場所にアプローチしないと難しい」と言われた場所にきっちりと遼くんは打った。
私はあまりの興奮に「なんなん、遼くん、すごいよ、この集中力、すごい、すごい!!まだ18歳だよね!?」と言った私に夫が「いや、まだ17歳(・_・)」と軽くツッコまれたのはご愛嬌(笑)
けれど、これで終わりじゃない。
ここで決めないと優勝が難しくなる。
パットのスタンスに入った遼くん。
まだ(当然?)私は靴のことが気になってた。少しのずれ、感覚のずれはラインに乗せることに対して、不安要素を増やしているはず。
外したらプレーオフ、集中力が切れたら逆転負けになるあの状況で、もの凄い緊張のパットになるのは、遼くん自身、充分予測してたはず
でも、遼くんの気持ちが勝った!
このホールは深堀選手がバーディ。遼くんはパー。
で・・・二人の差は二打差だったから・・・一打差で優勝!!
スコア表をテントの中で書いていた時(この時も写メールしてる人いっぱい・・・。ビニールの壁?を押して騒ぐ観客。そりゃ、良かったね!と声を掛けたいだろうが、いくら勝っても、スコア表を書き間違えると優勝取り消しがあるんだぞ!と二人でテレビに向かって憤慨してた)隣に座っていた深堀選手が「実力だよ!」と言っていたのが聞こえて、深堀選手って「なんてジェントルなの」と思ってその言葉にも感動。
すごいすごい!と興奮しながら、遼くんのインタヴューを聞いて、私は泣いてしまった。
涙声で遼くんは「・・・怖くて誰か変わって欲しいと思うほど、苦しいゴルフでした。途中で泣き出しそうになったけれど、勝つまでは泣かないと決めて最後にいいことがあると思って回っていました。優勝を狙っていたので勝てて本当に嬉しい」とこの四日を語っていた。
表彰式からこのインタヴューの間、30分以上泣いていたそうだ。
まだ高校生。でも試合はほぼ毎週。そして練習。
中々結果が出ないのに、ファンも関係者も期待している。
賛否両論の中で決めたプロ転向。しかし転向したはいいけれど、成績はあまり振るわない。
けれど、ファンは応援する。
彼自身は「応援をプレッシャーと思いたくない」と思い続けたらしい。
だからこそ、結果的に勝てなかった試合でも一ホールは必ず観客を魅了するプレーをする。
これは、彼の持って生まれ持っているセンスかな、と思う。
だけど、いろんなスポーツでもそうだけれど、センスがあっても努力無しでは大成しない。
この優勝は彼の通過点。
現に今週のツアーは予選落ちしてしまった。
でも、彼はめげていないと思う。
悔しい、とは言っていたけれど、これもプロの世界。これも経験。
負け続けて、そして勝って、それを続けていくことで精神的に強くなっていく。
しかもまだ17歳。
遼くんには正式な技術コーチがいないそうだ。
びっくりな事実だけど「ショートゲームはヘタだから、ドライバーでグリーンに近づければいい」という気持ちと、トッププロからのアドバイスも受けているけれども、自分に会ったアドバイスだけを取り入れているという彼自身の信念のゴルフいうものが確信に変わった試合が、先週の優勝で確信したと思う。
大きくジャンプするには、大きくかがまなければいけない、とどこかで読んだ。
そこで膝を抱えてしまったら飛べないけれど、遼くんはこれからも、かがむことが多かったとしても長いプロゴルファー人生の中で、何度も高い飛翔を遂げると思う。
「応援をプレッシャーと感じない」という遼くんが思っているならば、それで遼くんが強くなれるなら、言っちゃうぞ!がんばれ!遼くん!
※素人ゴルフファンのひっどい感想でした&ゴルフに興味のない方、長文に付き合って下さってありがとうございました。
お粗末さまでした<(_ _)>
ではヾ( ´ー`)