奇蹟のピアニスト フジコ・ヘミングのことば エンジェルはそばにいる  

フジコ・ヘミング (著)  中嶌 英雄 (著) 双葉社

母へ買いました。

自分より年上の女性が頑張っていると、コンサートに連れて行くと喜んでいました。

母は、もうコンサートもフジコさんのこともすっかり忘れているみたいですが、

本を持っていくと、写真も多く、文字も大きいので、読みやすいと、声を出して読んでいました。

渡す前に私も読みました。まっすぐな生き方にシャキッと気分が引き締まる言葉の数々です。

 

海とサルデーニャ D.H.ロレンス (著) 武藤 宏司 (翻訳) ちくま学芸文庫

「チャタレー夫人の恋人」の作者がこんな紀行文を書いていたなんて。

風景描写の妙に、原文も読みたくなりました。

 

サロメ 原田マハ (著) 文春文庫

 

フレデリック・ショパン──その情熱と悲哀 
フランツ・リスト (著), 八隅 裕樹 (翻訳)  彩流社

ショパンが好きで、ショパンの曲ばっかり練習しているのに、あまりショパンと曲の背景を

知らないことに気がつき、本を探しました。  

 

梨の子ペリーナ: イタリアのむかしばなし 

イタロ・カルヴィーノ (著), 関口英子 (翻訳), 酒井駒子 (イラスト) ビーエル出版

 

カフネ  阿部 暁子 (著) 講談社
2025年本屋大賞作。せつないけれど、やさしい、心にしみるストーリー。

現実社会(現在の社会)にあてはまる内容。

食事は大事。(小川糸さんの『食堂カタツムリ』のシーンがほわっと思い出しました。)

ラストが素敵。頑張れ、薫子さん。

今年読んだ本のなかでは、今のところ一番の秀逸な作品です。