と、勝手に名付けてみました。

最近はお仕事の70%くらいが翻訳とか
字幕原稿作成をやらせていただいてるんですが、
英語ききとれん!て時に、しょっちゅう

善き人のためのソナタ [Blu-ray]

こんなんなってます。

ヘッドホンぐぐーって押し付けポーズで
「何いっとるんじゃ!」と呟いてる怪しい人^^;

善き人のためのソナタ、いい映画です。

東ドイツの情報将校がうっかり、スパイしてる音楽家の奏でる曲に惚れてしまうんですね。そこで、盗聴内容の報告にデタラメを書いて、音楽家の危ない言動を庇おうとするんですが、そこに将校の上司と芸術家の彼女が絡んでスリリングな展開になっていく物語。

将校さんの片思い(もちろん腐女子な意味ではございません。ただ、そういう読み方が成立するドラマだと思いますが)っぷりに切なくなる話です。東側の陰鬱な雰囲気がいいですね。

タイトルに騙されかけましたが、別に彼が改心とやらをして善き人になるわけでも、音楽が好きだから善き人だというわけでもない、そのあたりは至極マトモな映画です。

淡々と、職務と欲望のあいだの葛藤を描いているところが、そそられます。主人公の情報将校の心の機微は、いちどゆっくり考察してみたいテーマかもしれません。

戦争映画と芸術映画(surviving Picaso とか アマデウス)と政治モノ映画が主食なので、そのあたりがいい感じにブレンドされた本作はビンゴでした。

DVD買っちゃおうかなぁ。

■DVD LIST


善き人のためのソナタ [Blu-ray]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2008-11-26)
売り上げランキング: 4627
おすすめ度の平均: 4.5
5 2008年お奨めBD(2層 AVC TrueHD5.1&日本語PCM2.0)
5 素晴らしい。
5 静かに心に残る作品
1 ありえません。
5 腐敗した心。豊かな心。