あーーーー
後味悪い。
感動しない。
が、よく出来ている。
評価し難い。
秘密
東野圭吾(著)文春文庫
突然のバス事故に妻と娘が巻き込まれた。緊急救護の甲斐なく、妻は他界するものの、娘だけは一命をとりとめる。けれど、目を覚ました娘の様子がどこかおかしい。まるで妻のように自分を「あなた」と呼び、自分自身の安否を心配する。そして導きだされる仮定、もしくは事実…「妻の魂が、娘の中に入っている!」
広末涼子主演で映画になったし、粗筋は皆さん多かれ少なかれ、ご存知かと。謎ときも犯人もいないけど、最後に伏線が繋がる点ではミステリィ。人のつながりに無駄が無い点もミステリィ。
でも、ああ美味しかったとは思わなかったです。
一応、女性目線で読むと、たぶん同じ事します。
「彼女」と。
男の気持ちはすみません、よくわからない。
変わってしまった当人である妻は、新しい環境に適応しようとするのに日々を費やすけど、その「環境」でしかない夫は最後までどう適応していいのかわからないんですよね。夫は、自分を主軸で考えることに心理的に抵抗する。相手は「娘」「妻」ふたりぶんで、それも奇跡的に助かった命ですから、重みのウエイトが彼の中では随分違うみたいで、最終的には「彼女たち」を優先するしかなく。
ほんとに、すごい絶望感です。で、男性目線でその悶々としてる部分が書かれてるのだけど、読んでるこっちもどうしていいかわからんよ
男性諸氏はまったく違った感想を持つことでしょう。
そういえばよく男性に勧められる作家さんだ。
とくに癖はないので、おすすめしないことはないです。
「すべてがFになる」 よりは気軽におすすめ、できます。
ハイ。
ま、そんなところで勘弁を。
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が、よく出来ている。
評価し難い。
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広末涼子主演で映画になったし、粗筋は皆さん多かれ少なかれ、ご存知かと。謎ときも犯人もいないけど、最後に伏線が繋がる点ではミステリィ。人のつながりに無駄が無い点もミステリィ。
でも、ああ美味しかったとは思わなかったです。
一応、女性目線で読むと、たぶん同じ事します。
「彼女」と。
男の気持ちはすみません、よくわからない。
変わってしまった当人である妻は、新しい環境に適応しようとするのに日々を費やすけど、その「環境」でしかない夫は最後までどう適応していいのかわからないんですよね。夫は、自分を主軸で考えることに心理的に抵抗する。相手は「娘」「妻」ふたりぶんで、それも奇跡的に助かった命ですから、重みのウエイトが彼の中では随分違うみたいで、最終的には「彼女たち」を優先するしかなく。
ほんとに、すごい絶望感です。で、男性目線でその悶々としてる部分が書かれてるのだけど、読んでるこっちもどうしていいかわからんよ

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そういえばよく男性に勧められる作家さんだ。
とくに癖はないので、おすすめしないことはないです。
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