仙臺模型道合同展示会の2日目が終わった後、会場のすぐ近所にあるアンティークショップ兼カフェの「TiTi」さんに行きました。
ここは、私の実家のある秋田県横手市増田町の商店街にあった「内蔵(うちぐら)」を移築したマジもんの蔵カフェ。内蔵だった頃は家の内部にありましたが、移築後そのまま店舗になり、言うなれば「外蔵」になりました。2階部分で国内外のアンティーク品の販売もしていますが、1階には本棚があり、その蔵書もなかなかに良いのですが、今回久々に宮崎駿著「シュナの旅」を読み、もしかして本書はちいかわの元ネタの一つだったりしないだろうか?と思ってしまいました。
「シュナの旅」はかつて農耕文化があったのに廃れた世界で、人狩りと人買いが跳梁跋扈し、人買いから人間を仕入れた「神人」が交換に人間たちに脱穀済みの麦を与えています。なので人間は農業をしないというか“できない”。
この肉塊のようなものが「神人」。
一方「神人」に売られた人間は個が消滅した異形の緑の巨人となって畑で麦栽培に従事し、命を終える時は「神人」の森の動物に体の全てを食べさせ消滅します。
ちいかわの世界でも農業に従事する者はおらず、誰かが死んだ後に食糧の「湧きどころ」が出現しますが、ちいかわ世界と「シュナの旅」は一度滅んだであろう世界で、人々は食糧生産の技術や知識を失い、食糧供給を誰とも分からない「何か」に握られていることが共通しています。宮崎駿作品の影響力を考えると、ナガノ先生も影響を受けているのは充分あり得るのでは。
あと冒頭に旅人を狩って食う女性で構成された人食い集団が出てきますが、これって「マッドマックス:怒りのデス・ロード」の鉄馬の女たちの元ネタの可能性ないですかね?ジョージ・ミラー監督は宮崎駿作品が好きなことを公言しているし。
しかし「神人」の空飛ぶ月の顔のデザインに岡本太郎みを感じる。
なお、「文明崩壊後」「空飛ぶ人知を超えたものが穀物を与える」「全て仕組まれたシステム」というのは1974年の映画「未来惑星ザルドス」に似ていますが、「シュナの旅」の発刊は1983年なので「未来惑星ザルドス」→ 「シュナの旅」の可能性もあり得るかと。なおストーリーはチベットの民話がモチーフだそうです。












