現在LINE GAMEにて配信されている「週刊少年ジャンプ」の歴代作品のキャラクターが総登場するスマホ向けパズルゲーム「ジャンプチ ヒーローズ」をプレイしてみました。実は事前登録受付開始の兼はvsmediaに書いたのですが、リリースされたのがちょうど引っ越し~Slush Toyko18のあたりでバタバタしているうちに日数が過ぎてしまい、配信開始のニュース記事を書きそびれていたのでした。ということで折角事前登録情報を取り上げたので実際にプレイしてみました。
本作は「週刊少年ジャンプ」の創刊50周年記念タイトルで、かつて連載されていた、また連載中の作品のキャラクターが年代を越えて入り混じって登場するのが特徴です。作品によってはアニメ化されていますが、本作はあくまでもジャンプ連載の「漫画作品」をもとにしており、グラフィックも演出も全て「漫画」のスタイルに統一されています。キャラクターも主人公だけでなく、サブキャラや敵キャラも幅広くカバー。ゲーム中には原作作品の名場面を再現したアニメーションとバトル演出、カットイン、擬音演出も差し込まれ徹頭徹尾”ジャンプらしさ”を追求しています。ストーリーは以下のとおり。
【ストーリー】
ジャンプキャラクターたちが平和に暮らしているジャンプチアイランドの世界。
しかし、50年に一度目覚める魔王の力により、キャラクターたちは邪悪な心に目覚め暴れ始めてしまった……!
悪しき心を打ち破り、元のキャラクターに戻すためには、多種多様な島々を冒険し、魔王を探し出して討伐しなければならない!
ジャンプチアイランドの平和を取り戻すための大冒険が、今始まる!
参加作品も幅広く、もう小学生からアラフィフあたりまであらゆる年代層を対象にしている非常に”上手い”タイトルです。確かに長寿漫画雑誌ならリーチできる客層も広いですからね。ちなみに私は聖闘士星矢が今で言う「腐女子」を大量生産した時代に小学生~中学生でしたが、実は聖闘士星矢には一切目もくれず「ジャンプ漫画といったら北斗の拳と魁!男塾とこち亀だろ」派でした。
ということで両さんは絶対にパーティに入れておきたい!
本作は画面上がバトル画面、画面下がパズル画面というパズドラ以降定番となったレイアウトの画面になっており、パズルを解くことで敵キャラと戦っていきます。しかし作品の「敵キャラ」以外のサブキャラも敵として現れることがあり、ゲームを続けていくことで彼らを仲間にすることもできます。
パズルは一見マッチ3か一筆書きのように見えますが、実際は隣り合っている同じ色のパズルパネルをタップで一気に消していくというもの。以前ご紹介した「Angry Birds Blast!」と同じシステムです。
もうなんだこのバラバラ過ぎるパーティメンバー!最初のうちはランダムに割り振られたキャラクターで戦います。もちろん後からガチャを回して新しいキャラをGETして自分好みのパーティを結成できますが。
パズルパネルは2つ以上同じ色が隣り合っていれば消すことができますが、当然多くのパズルパネルをまとめて消すことができればそれだけ攻撃力が増します。7つ以上まとめて消すとキャラごとに設定された「必殺技」を繰り出せるようになります。
黄色いパズルパネルを7つ以上消して「必殺プチ」を出現させ、これをタップすると…
原作作品のコマのカットイン入りで必殺技発動!
ルフィーの必殺技はもちろん「ゴムゴムの火拳銃」
こうして必殺技を効果的に使用して勝利!
なお、キャラクターには4種類の属性が設定されており、それぞれが4すくみの関係になっています。
他にも仲間キャラや「レジェンド」キャラを呼び出せる機能もあり。他のRPGに例えるなら召喚獣的なシステムですね。仲間もパーティメンバーの攻撃力や防御力を高めてくれたり、体力を回復してくれたりと様々なスキルを持っています。
基本的に新しいキャラを手っ取り早く入手するのは「ガチャ」で、ガチャもいいキャラが出やすい有料ゲーム通貨のガチャと、キャラの他に強化アイテムが出てくる無料ガチャの2種類があります。本作は最初にガチャ10回分に相当する有料ゲーム通貨がもらえ、しかも一番最初に「自分が欲しいキャラ一種類を保証してくれる」10連ガチャを回せるという非常に良心的なサービスを提供していたので…
当然私はこち亀の両さんを確定してガチャを回してみました。有料ガチャから出てくるキャラは星4~3つが一般的ですが、稀に超レアな星5つが出てくることもあり。
ゲーム内ポイントの「友情ポイント」のガチャからは…
う~ん、キャラ強化素材が出てきただけでした。まあ強化アイテムもないと育成できませんからね。
基本的にはシングルプレイメインのゲームですが、LINEでつながっている友達と一緒にプレイしたり(一日50回まで)、オンラインで友達以外の人と一緒にプレイすることも可能。こうしたマルチプレイでないともらえない報酬もあるみたいですが、残念ながら私はまだ試せていません。
とりあえず私は前述の「こち亀」「北斗の拳」「魁!男塾」あと秋田県民的に「銀牙」あたりのキャラでパーティを組みたいんですが、なかなか思うようにキャラが集まってくれません。こういう作品の垣根を超えた”ユニバース”的なタイトルはこうしたキャラ集めもまた楽しいんですよね。
ということで、子供の頃ジャンプを読んでいた、または今も読んでいるという人なら間違いなく楽しめるタイトルです。一応LINE GAMEのゲームではありますがアカウント連携以外に特にLINEと関係する部分はないので「LINEはちょっと…」という方でもプレイできます。