「はぐるまのまち」は、もう誰も住んでいない光を無くした街の地下にある動力室で、ねずみたちが歯車を回して街の電力を作り、街を復活させていくクッキークリッカー系インフレゲームです。背景となるストーリー、ちょこまか働くねずみたちの様子、スチームパンクテイストの世界観が相まって、ただのインフレゲームではない魅力があります。
当然ながら最初は何の設備もありません。

ゲームのメイン画面「動力室」に最初の「はぐるま」ができました!これを回して電力を作り、他の設備を開放してさらに効率的に電気を作っていきます。それにしてもねずみがひたむきに歯車を回す姿がかわいい!

とりあえず600Aの電気が貯まりました。ある程度電気が貯まったらそれを「まち」に注入します。

こちらが「まち」。もはや誰も住んでおらず真っ暗で、道も鉄道もボロボロで機械類も打ち捨てられています。ここに電力を注入すると…

灯りがついた!これを手始めにどんどん電力を注入して「まち」を元の姿に戻していきます。
ゲームの基本的な進め方はこれだけです。最初は静寂のなか歯車の回る音だけが響きわたり、物悲しい雰囲気に包まれていた世界が、「動力室」「まち」を発展させていくことで徐々に様々な装置や機械が動く音が増え、世界全体が賑やかになっていきます。街が発展するごとにスチームパンクなディティールも増していくので、この世界観が好きな人ならただ画面を眺めているだけでも楽しめるでしょう。

「動力室」の画面をタップするとより多くの電力が作られますが、放置していてもねずみたちは働き続けているので少しずつ電力は貯まっていきます。また、空飛ぶロボットが「ギフト」を運んできてくれるボーナスもあり。「ギフト」には、一度にたくさんの電力がもらえる「電力ギフト」、一定時間電力発生量が増える「チーズギフト」、一定時間タップ効果上がる「タップギフト」の3種類があります。このギフトをたくさんGETするとより効率的に電力を貯められるので、やはり放置しっぱなしよりは頻繁にゲームを起動していた方がお得ですね。

そして「まち」も電力を注入するごとに全体が変化・発展し外観や大きさも変化していきます。これは「まち」の全景ですが、こんな浮島のような構造だったんですね。
画面右ボタンをタップすると街全体から細部まで寄って見渡せるようになります。以前の状態と比べるとその違いは一目瞭然。風車や時計台、発電所のようなものも動いています。
最終的に動力室はこんな状態になりました。ここまで装置がぎっしり詰まってそれぞれ違う動きをしている様子は圧巻です。
独特の世界観を持った美しい空間を見せることでプレイを継続させるタイプのインフレゲームとしては、本作は「Tap Tap Fish - アビスリウム」に近いかもしれません。
過去記事:
しかし本作の場合明確に「スチームパンク」と特定のジャンルを打ち出しているので個性的かどうか、オリジナリティがあるかどうかではこちらが上ではないかと思います。とりあえずスチームパンクが好きな人はプレイしておいて損はありません。動力室をただ眺めているだけでも何だか癒されます。ダウンロードはiOS/Androidいずれも無料。