アーツ・コミュニケーション・ラボでは
アーツ表現セラピーの社会への普及をめざし
・必要とされる方たちへの提供
・セラピストの養成
・セラピストが活動しやすい環境の提供とスキルアップ
・海外のアーツセラピー情報やアーツセラピストを招いたワークショップ
などを提供していきます。
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アーツ・コミュニケーション・ラボ
事務局です。
今日も、
ブログをご覧いただき
ありがとうございます。
音やアートがトラウマの治療に
どの用に作用するのか
海外の事例を通して、
その背景となる理論や
実際の提供方法を学べる!
マサチューセッツ州
ケンブリッジにある
レスリー大学において、
表現セラピープログラムの
前ディレクターであり教授、
表現アーツセラピストの
ミッチェル・コザック博士による
「表現アーツセラピー
オンライン トレーニングコース」
の受講生を募集中です。
現在、アートセラピスト、
表現アートセラピスト、
ドラマセラピスト、
臨床心理士、ソーシャルワーカー、
音楽家、ボディーワーカー、
カウンセラー、アーティストなどの
専門職の他、
他団体等でアートセラピーを
学ばれている方などに
お申込みいただいております
日本でアートセラピーを学ばれた方から
「そもそも表現アーツセラピーって何?」
といった質問をよくいただきます。
アートセラピーを学ばれた方や
そうで無い方も
「アートセラピー」
なら知っているけれど、
「表現アーツセラピー」は、
聞いたことがない、
あるいは、
「表現アーツセラピー」は
知っているけれど、
実際にアートセラピーとは
何がどう違うのかあまりよくわからない。
という方も
おられるかもしれません。
実際によくいただくご質問です
表現アーツセラピーは
様々な表現方法(モダリティー)
を使って行われるものです。
前回は、
「様々なモダリティーを
どのように扱っていけるのか?」
について書きました。
また
実際に扱われる
様々なモダリティーについて
詳しくご紹介してきました。
では、
実際に、どんな風に
様々なモダリティーを
取り入れていくのか
についてお伝えして参ります。
様々なモダリティーを
取り入れていくには
決まりがあるわけではなく、
その時々で変わってきます
「え~っ、分かりません」
と言われそうですが…
イメージしやすいように
例をご紹介しますね
例えば、
セラピーの場面で
扱う感情として、
悲しみや怒り
などがある
と思いますが、
まずは
「悲しみ」を
テーマにして
絵にしてみる
というところから
スタートしたとしましょう。
例えば
クライアントに、
「悲しみの感情を
線や色で表現してみて欲しい」
と伝えて
その絵が描きあがります。
次にあなたは、
これを、
言葉に変えるのではなく、
「この絵の中の線の動き、
流れを体の表現として
動いてみましょう。」
という提案ができます
クライアントは、
自らの絵を体全体で、
動きで表しているうちに
悲しみのもっと奥にあった
本当の原因となるような
体験を思い出したり…
次のまだ気付いていなかった
感情が湧き上がってきたり
といった
さらに一歩進んだところにある
クライアントにとって
大切なものに出会うことが
できることがあります。
その他にも
「この絵の中にどんな音が聴こえますか?」
と尋ねることもできます。
そして、
その音を
クライアントとともに
表現することで
驚くような体験に
なることもあります
また、
感じるままに言葉を連ね、
詩的な表現へと
導いていくことも可能です。
音の響きや
直感的に出てきた
単語などを組み合わせて
すばらしい詩が生まれる
といった
現場を何度も見てきました。
このようにして、
モダリティーを
変えていくことで
よりクライアントにとっての
必要な気づきを深めたり
自らが必要な答えを
見つけていくことが
可能になります。
ときには、
意識化されることも、
言語化されることもない
場合もあります。
ただ、
そいうった場合であっても
表現することで、
水面下でちゃんと
必要な治癒的プロセスが
進んでいく場合もあります
アーツ表現の
プロセス自体と
そこで表現された
アートによって
クライアントに
変容が起こっているのです。
日本では、
まだあまり馴染みのない
表現アーツセラピーですが
海外では
トラウマや発達障害の治療などに
アーツセラピーが用いられている
事例は多くあり、
その研究も進んでいます。
ミッチェル博士が提供する
表現アーツセラピー
オンライントレーニングコースでは
そういった
トラウマの治療の場面でのアーツの用い方
も学ぶことができます。
表現アーツセラピー
オンライントレーニングコース
詳細はこちらから
↓
次回のブログでも、
もう少し詳しくお伝えしてきますね。