原キョウコさんからのメッセージ「身体からの贈り物」 | 一般社団法人アーツ・コミュニケーション・ラボ(ACL)

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アーツセラピーに関する情報をお届けします。

(一社)アーツ・コミュニケーション・ラボのブログへお越しいただき、
ありがとうございます。

事務局の吉田です。

4月16日(土)、17日(日)に開催する
ダンスダンスセラピーワークショップ~大地とつながる身体~
講師の原キョウコさんからのメッセージをご紹介いたします。

是非、お読みください。

2016年4月11日 原キョウコさんからのメッセージ「身体からの贈り物」
身体で表現する。
それは最もダイナミズムを感じることです。

汗をかき、呼吸と拍動が変化してくる。
動くにつれて
高揚感やリズムを感じる。

頭の中が真っ白になってきて
考えることなしに
「動きにまかせる」ことのできる瞬間は
とても気持ちのいいものです。

しかし、
絵とは違い、
表現されたものは
形として残りません。

それがいいところでもありますが
寂しさを感じるものでもあるかもしれません。

そこでご自分の記憶にとどめるために
大切になるのが「ことば」です。

踊り終わってからのシェアは
とても大切な時間です。

体験したことを語ること。
書くこと。
(絵に描いてみるのももちろん有効ですが、
今回はおそらく時間が足りなくなるので
泣く泣く諦めます…)

それは記憶にとどめるための
「フック」となります。

ダンスはことばにならない部分がたくさんありますが
思い出すための手がかりとして、
ことばはとてもよいパートナーになることがあります。

シェアの時間、
誰かのことばを聞きながら共感したり
自分でも思いがけないようなことばが浮かんできたり。

そういうやりとりが
ご自身の感覚を賦活し、育ててくれます。

継続すればするほど、その効果を感じます。

踊り終わっても
何かが静かに日常の中に続いていきます。

かそけきものの声を聞くように。
その声に身体ごと耳をすますように。

ダンスを通して出てきた「萌芽」を
ご自分の日常に持ち帰っていただけたら、といつも思います。

それはすべて、ご自分の身体からの
(あるいはご自分への)
「贈り物」なのです。


私自身は、言葉で話す事がわりと苦手です。

でも、アーツセラピーでシェアをする時、
思いがけない言葉が自分から出てきたり、
仲間から大切な事に気づかせてもらったり、
シェアの時間は、いつも大切にしています。

今回のダンスセラピーのワークショップでは、
絵を描く時間はなくても、

自分が動いた感覚や
シェアの時間は、自分自身の記憶の中に
しっかりと刻まれていくことと思います。

このワークショップでどんな身体からの贈り物を
受け取る事ができるのでしょう。

とても、共感できるメッセージでした。


お読みいただき、ありがとうございました。

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