最近はツイッターなど政治家が直接情報発信することにより、市民の皆さんはマスコミを通さないメッセージを受け取ることができるようになりました。
これで、古代ギリシアのアテネに見られたような直接民主制の実現とかいう方もいらっしゃるようです。
それは、良いのですが、マスコミを通さないというのは悪い面で言うと受け取った情報を吟味せずに丸のみしてしまう危険性があるということです。
政治家としては、票を得ることが一義的な目的ですから、自分を良く見せるためにどのような情報を発信すればよいのか考えていますが、その一方で都合の悪いことは発信しません。
例えば高所得者への税負担を増すとお金持ちが海外へ逃げ出すので、長期的には日本のためにならない。
よって、負担を増やさないようにしよう。という主張があるとします。
しかし、本当に逃げ出すのか?別に逃げてもその人の代わりになる人が新たに誕生するだけでしょう。
さらには、税金払いたくないからと言って日本での出世を望まない人っているの?という反論も成り立つわけで、
例えば、ある程度もののわかった評論家がそのあたりを指摘すればわかりますが、
フィルターなしに情報を受け取ると政治家のいうことを真に受けて、そうかお金持ちがいなくなると困るなあ。などと思いその政治家を支持するという、誤った選択をしてしまうかもしれません。
(もちろんそれを考慮に入れたうえで、その主張はやはり正しいと思えば誤った選択とは言いませんが。)
ということで、自己の権利を適切に行使できる市民となるためには、そういうリスクを理解したうえで、しっかりと情報を受け取っていくことが大事かと思います。