内閣不信任案について色々言われているので、ちょっとだけ思うところを書くとしよう。
内閣支持率は概ね30パーセントらしい。東電関係、震災復興関係でも多くの失敗をしているようだ。
ということで相変わらず支持率は低いと思われるが、
今までのように簡単に総理交代にならない理由の一つとして
非常時にトップを替えるべきではない。
という一般論を今回のケースでも無条件に当てはめるべきであるという意見がさも真理のように認識されているのが大きいのではないであろうか。
昔、日露戦争において乃木将軍が旅順要塞を落とすのに苦労していた時に彼を更迭すべきであるという意見を明治天皇がこのような場合に指揮官を替えるべきではないと発言し、結局は彼をそのままにしておいたままで何とか旅順を攻略することができたという故事があったらしい。
このようなケースと今回の震災のケースでは異なる点がある。
乃木将軍は旅順要塞を落とすことを任務として与えられており、彼の指揮下で多くの兵士が亡くなっている。このような場合に彼を更迭すると、戦死した兵士は何だったのかということで、兵の士気が落ち、戦争どころではなくなる。このデメリットは仮に非常に優秀な指揮官に替えても補えないほどである。
しかし今回のケースではどうか。
管氏はこのような大震災など想定されていない状況下で総理に任命されただけであり、事態収拾能力を買われて任命されたわけではない。別に現場の人も彼を信じてついてきた人たちではないので、そもそも現場の士気が落ちるなど考えられない。
それよりも、このまま無能力者に任せてどんどん事態を悪化させるよりは、このような非常時に対応できる資質を持った人に任せた方が、現場の士気も上がるしそれこそ国が一体となって事態解決に動けるのではないか。
新しい指導者選びのために余計な時間はかかるが、急がば回れのことわざもあるということで、ここは早くトップの交代が望まれるところである。
さも、当然のように一般論をなんでも当てはめて、深い議論を行わないというこの国の体質は何とかしてほしいものである。

