高校野球を中心とした野球の「スコアブック」兼「観戦記」です。
全打席はもちろん、観たこと、感じたことを記録しています。
一投一打にかける姿勢、白球を追う眼差し、直向きさ、清々しさ…
それら全てを文章で表現することは出来ません。
しかし、その文章にならない「何か」が大切なのだと思っています。
その「何か」をお伝え出来たら、感じていただけたら幸いです。
【甲子園】…選手権大会 【選抜】…センバツ
【春】【夏】【秋】…千葉県大会 【他】…高校野球以外
【夏】 八千代東-拓大紅陵
第91回全国高等学校野球選手権千葉大会
決勝
八千代東(八千代市)-拓大紅陵(木更津市)
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
今年もついにこの日を迎えました。
今日、夏の王者が決まります。
決勝に臨むは、八千代東と拓大紅陵の2チーム。
どちらもノーシードから頂点を目指し、登ってきました。
千葉県大会でノーシード同士の決勝となるのは、実に18年ぶり。
18年前とは、奇しくも今年の高3球児の生まれ年。
18年ぶりのノーシード決戦はどのような歴史を刻むのか…
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
≪両校先発≫ 打順:選手名(学年) 背番号・守備位置・打ち方
【八千代東】
1:廣瀬 和将(3年) 8・中・左
2:青石 優太(3年) 6・遊・左
3:高橋 勝之(3年) 7・左・右
4:上條 優太(3年) 9・右・左
5:山本 夏幹(3年) 3・一・右
6:村上 浩一(3年) 1・投・右
7:飯田 弘之(2年) 5・三・左
8:山岡 薫平(3年) 2・捕・右
9:土田 貴大(3年) 4・二・右
【拓大紅陵】
1:大木 貴将(3年) 4・二・左
2:池田 将(3年) 6・遊・右
3:高橋 弘樹(3年) 3・一・右
4:城島 一斗(3年) 9・右・左
5:相磯 鷹人(3年) 8・中・右
6:加藤 鉄平(3年) 7・左・右
7:熊岡 大成(3年) 16・三・左
8:加藤 貴之(2年) 11・投・左
9:内海 城二(2年) 12・捕・右
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
≪全打席≫
【1回表】八千代東:得点4
1:四球
2:(H&R)左前安打
3:犠打(一死)
4:左前適時打②
5:(H&R)右越適時三塁打①
6:犠打①(二死)
7:空振り三振(三死)
【1回裏】拓大紅陵:得点0
1:中前安打
2:犠打(一死)
3:右飛(二死、走者三塁)
4:左飛(三死)
【2回表】八千代東:得点0
8:二直(一死)
9:遊ゴロ(二死)
1:二ゴロ(三死)
【2回裏】拓大紅陵:得点1
5:左前安打
6:(5:二盗)犠打(一死)
7:投適時内野安打①
8:二ゴロ(二死走者二塁)
9:見逃し三振(三死)
【3回表】八千代東:得点0
2:四球
守備交代 投:加藤貴→海野 智弥(3年)
3:投ゴロ(一死)
4:遊ゴロ(二死)
5:三ゴロ(三死)
【3回裏】拓大紅陵:得点2
1:右線二塁打
2:犠打(一死)
3:左越本塁打②
4:右飛(二死)
5:四球
6:(一塁牽制→一二塁間挟殺、三死)
【4回表】八千代東:得点0
6:四球
7:犠打(一死)
8:遊ゴロ(二死走者二塁)
9:投・二内野安打
1:(9:二盗)三ゴロ(三死)
【4回裏】拓大紅陵:得点0
6:右前安打
7:犠打(一死)
8:左飛(二死)
代打 内海→佐藤 大樹(2年)
9:二直(三死)
【5回表】八千代東:得点0
守備交代 捕:内海→渡辺 卓(3年)
2:空振り三振(一死)
3:遊内野安打
4:二飛(二死)→一塁悪送球→二塁刺殺(三死)
【5回裏】拓大紅陵:得点1
1:三振振り逃げ(暴投)
2:(1:二盗)空振り三振(一死)
3:二失策(走者一二塁)
4:(1:三盗)中犠飛①(二死)
5:死球
6:一ゴロ(三死)
【6回表】八千代東:得点0
5:左中間二塁打
6:犠打(一死)
7:三ゴロ→本塁刺殺(犠打失敗、二死走者一塁)
8:遊内野安打
9:遊ゴロ→二塁封殺(三死)
【6回裏】拓大紅陵:得点0
7:空振り三振(一死)
8:見逃し三振(二死)
9:遊ゴロ(三死)
【7回表】八千代東:得点0
1:見逃し三振(一死)
2:空振り三振(二死)
3:中飛(三死)
【7回裏】拓大紅陵:得点0
1:投ゴロ(一死)
2:二飛(二死)
3:右飛(三死)
【8回表】八千代東:得点0
4:二ゴロ(一死)
5:中前安打
6:右飛(二死)
7:右前安打
8:左前安打
9:遊ゴロ(三死)
【8回裏】拓大紅陵:得点0
4:左飛(一死)
5:右飛(二死)
6:投ゴロ(三死)
【9回表】八千代東:得点1
1:投失策
2:一ゴロ(一死)
3:中前適時打①
4:捕邪飛(二死)
5:(3:二盗)四球
守備交代 投:海野→小茂鳥 穣(3年)
6:死球
7:右飛(三死)
【9回裏】拓大紅陵:得点0
7:一ゴロ(一死)
代打 小茂鳥→鈴木 勇大(2年)
8:中前安打
代走 鈴木→我妻 拓弥(3年)
9:遊ゴロ→二塁封殺(二死)
1:右前安打
2:右飛(試合終了)
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
八千代東 400000001 5
拓大紅陵 012010000 4
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
今年の夏は、八千代東が初の頂点に輝き、そのシナリオを終えました。
栄冠を手にした八千代東は、ここまで3度の延長戦を経験しました。
延長回を通算すると、実に1試合分。
そんなことを思ったら、ふと頭をよぎった言葉があります。
「ずっと野球をしていたい」
数年前の夏の甲子園のキャッチコピーに「夏の仲間にありがとう」というのがありました。
これは、夏をともに闘った仲間と、その時間に「ありがとう」という言葉を贈りたいとの製作者の思いがこもったものでした。
一生に一度しかないその年の夏。
高校野球が出来るのは、たった3年間しかありません。
そう考えると、今年の「夏」という大舞台を最大限に楽しんだのは八千代東で、その結果がこの栄冠だったのではないかと。
実際は、そんなきれいにまとまるわけがなく、もっと理不尽なことで溢れているのでしょう。
けれど、この感動的な局面にそろったピースを並べてみたら…きっと、これは一つのドラマ。
誰の中にもあるドラマ。
続きはまだまだ続く夏の暑さの中にあります。
8月8日、次の舞台は甲子園です。
