『家創りのポイント』
というカテゴリーでは初ブログです!
見学会やお打合せの最中など、
「建築用語や工法・材料などは良く分らない…」
と言われる事があります。
その通りだと思います。
私も建築の世界に入った頃は、
言葉を覚えるだけで苦労しました…
そして、
建築業界は今、
いろんな意味で転換期を迎えています。
新しい言葉や概念が出てきています。
なので、ここではなるべく分り易く
皆さんにお伝え出来ればと思ってます。
まぁ、
私も偉い事は言えないので、
私の備忘録だと思って頂ければ…
さて、一回目は
『スマートウェルネス』
最近建築業界では
良く聞くようになったコトバなのですが、
辞書によると…
スマート・・・
「賢明な・頭の良い」などの意味
ウェルネス・・・
病気をしないで過ごせる様な健康と積極的なライフスタイルを追求する事
みたいな意味だそうです。
合わせると…
「賢く積極的に健康の維持・増進しましょう!」
みたいな事でしょうか?
?
「それがなぜ建築と関係あるの?」
という事なのですが、
まぁ、以前より細々と言われ続けていたのですが、
人が生活・活動するための器は
家やオフィスだったりしますが、
人生の大半を「屋内」で過ごす訳です。
そこで、建物と人の健康との関係性を調べた所、
「やっぱりケッコー関係あるジャーン」
となった訳です。
で、分り易い所から話を進めると、
最近の交通事故の死亡者数は
5,000人を切っています。
しかし、
家庭内の死亡者数は
かなり前から10,000人を超えてます!
しかも、その多くが
冬場の寒い時期に集中してます!
これって何だか分りますよね?
たいていの事故が、いわゆる
「ヒートショック」です。
お風呂に入る前に裸になって
急激な温度変化にさらされる…
そしてお風呂に入って、
今度は急激に温まる…
心肺停止や脳卒中を招く訳です。
「これってなんでだ?」
と考えた時に、
「そもそも家が寒いからジャン」
↓
「だけど暖房設備に頼るのは今のご時世、省エネじゃないよね…」
↓
「そうか!家の断熱性能を上げればいいジャーン!」
ハイ
ここで建築と健康が結びつきました!
先程も書いた通り、
前々から言われていた事なのですが、
国交省とかが本腰?を入れてやっていこう!
となったのが今回の画期的な所。
まぁ、その背景には
医療費の高騰で国の財政がパンク寸前!
↓
じゃ、病気にならないような政策をやろう
という事がある訳です。
家が暖かくなる事の恩恵は
なにも死亡事故を防ぐ事だけではなく、
・風邪をひきにくくなった
・喘息やアレルギー症状が緩和した
なんかの効果もあるそうです。
先導的に
日本の各自治体で
推進して行こう!という動きもあります。
省エネルギー住宅でも
『断熱』は重要なキーワードの一つですが、
健康の為にも断熱は重要な事が分りました。
「省エネ」or「健康」
人それぞれ、
どちらのワードに引っかかるかは分りませんが、
とにかく「断熱」は重要です!
皆さんにも、もっともっと
「断熱」に関心を持って頂く
キッカケになればと思います。
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