A&Cギャラリーです。
今週は「卒業式なんだ」という人を何度もお見かけしました。
もうそんな時期なんですね。
嬉しさとさみしさが混じりあった季節ですね。
なんでもすぐに忘れる私も、もう何十年も前のこの時期のことはちゃんと覚えてます。
レトロなたたずまい
昔のプレスガラスです。
アメリカのヘーゼルアトラス社で1948年から1955年まで作られた「Big Top Peanut Butter」というパターンです。
パターン名の通りBig Topという会社の Peanut Butterのために作られたプロモーションアイテムだったそうです。
ピーナッツバターを食べた後はデザートグラスやお酒のグラスに使ってねと言うことですね。
瓶だと処分してしまってもグラスなら長く使えます。
とてもエコな賢い戦略ですね。
販促品とは思えない凝ったデザインです。
足もとが特にね。
プレスガラスの装飾と耐久性を兼ね備えたグラス。
ピーナッツバターを食べなくても、このグラス欲しさに何個も買ってしまう気がします。
Hazel Atrasはヘーゼルグラスとアトラスグラスというふたつの会社が合併して1902年に誕生しました。
当初から企業向けのガラス容器などを主に作っていました。
1930年代から食器を作りはじめて一般家庭にも浸透していきました。
可愛いガラスウェアやミルクガラス製品はファイヤーキングと同じように今でもとても人気があります。
主力商品の企業向け容器がプラスチックの普及で低迷し、1956年にはContinental Can Companyに買収されますが、グラスウェアは「Hazelware」として1970年代まで作られたそうです。