七五三のお祝いをしてもらったのを今でも鮮明に覚えている
祖父母の家に親戚がお祝いに来てくれることになっていたので
わたしは母と一緒に朝から美容室に行き、髪を結ってもらい、初めてお化粧をした
うれしくてうれしくてキレイな口紅の色に心が弾んだ
着物に着替えて👘
晴れ姿をお披露目となる予定が…
わたしは祖父母宅の納戸で、大きな声で泣いていた
時間が経ち、薄くなった口紅。
母が良かれと思い塗り直してくれた真っ赤な口紅💄
さっきまであんなに可愛くキレイな色だったのに、全てが色褪せた
『なんでこんな真っ赤なの嫌だよこの色』
それを口でちゃんと母に伝えられたら良かったのに
自分の気持ちを表現することができず、ただただ、ショックを受けて泣いた
するとあまりにも泣くわたしに対して、母の取った行動
『もういい。あんたはなんでいつもそうやってタダをこねるのよ』と言って、髪飾りを抜き取って、そこら中に投げた
その時のあの怒りに満ちた顔を未だに覚えている
言うことをきかないわたしに、皆んなを待たせてる手前もあり、イライラが絶頂に達したんだと思う
そしてプイっとなってその場から出ていった母
写真には泣きはらした顔で着物を着た、やつれたわたしが残っている
1番の理解者でいて欲しかった母の態度。
ショックだったなぁ
今、振り返ると、母の気持ちもわからんでもない
でも、子どものわたしは、全部『わたしが悪い』と、自分を責めた。
自分が悪いから、母があんな顔するんだと思ってたから、ずっと顔色うかがってきたんだなぁ
だからか
今も、顔色うかがうから、なかなか実家に足が向かない。
でもあんまり長いこと行かないと、『あんたのお母さんは来ないね〜元気なんだろうか❓』
って、わたしの子どもを使って伝えてくる
母は一人暮らしだから、子どもや孫が来ないと寂しいんだと思う。
だから、時々、顔を見せにいく。
実家に行って、母が穏やかだと安心する
今日は機嫌が良いんだなぁとか、いつもそうやって母をみているんだと気づく。
子は親の現し身
だから、きっとわたしも母と同じことしてると思う
だって、よく言われる。
なんか機嫌悪いのって
多分、考え事していて
その考え事もあまり良い考え事じゃないからすっごい暗く怖い顔してるんだろね
だから
スマイル
を意識して
暗い顔してると子どもは不安になるから
わたしのせい❓って思わせちゃうから。
ちゃうちゃう
だれのせいでもない
ただ、そのことに気づいたなら
そこをわたしが少しずつなおしていけば良いんだ