イジー・バルタの「屋根裏のポムネンカ」と「雪女」 | チェコチェコランドのイベント・商品情報ブログ

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イジー・バルタ監督の21世紀の

チェコの人形アニメの集大成とも呼ばれる

「屋根裏のポムネンカ・雪女」のDVDを

ネットショップの

「チェコチェコショップ」で販売しています!

http://czech-czech.jp/SHOP/AD-DVD1039.html

少しご紹介させてください!

 

 

大ボリュームの収録作品です!

以下が収録されています。

「屋根裏のポムネンカ」(75分)≪字幕≫

「屋根裏のポムネンカ」(75分)≪吹替え≫

「雪女」(14分)≪字幕≫

「雪女」(14分)≪吹替え≫

「屋根裏のポムネンカ・メイキング」(13分)≪字幕≫

「雪女・メイキング」(7分)≪字幕≫

「イジー・バルタ監督インタビュー」(2分)≪字幕≫

 

≪屋根裏のポムネンカ≫

舞台は屋根裏…

屋根裏にひっそりと

人間に忘れ去られたおもちゃたちが

瑞々しく毎日を過ごしています。

 

主人公のポムネンカを始め

楽しいキャラクターたちが

登場します!

 

フランス人形のポムネンカ

屋根裏のお母さん的な存在!

みんなポムネンカが大好き!

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12330550858.html

 

クマのぬいぐるみのムハ

のんびり屋の屋根裏の駅長さん

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12331076499.html

 

粘土の妖精シュヴルト

熱血漢の屋根裏の知恵もの

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12331396879.html

 

 

マリオネットのクラソン

騎士道にあふれた人形!

ドラゴン退治が日課

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12331614121.html

 

屋根裏のDJ兼発明家

ねずみのキュリー

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12332114108.html

 

悪の帝王フラヴァ

ポムネンカを狙う悪者

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12332774650.html

 

 

彼らが繰り広げる

この屋根裏の世界…

 

屋根裏の朝は

ポムネンカのケーキ作りから始まります。

 

みんなポムネンカのケーキが楽しみでたまりません。

 

ケーキが出来上がりました!

でも、このケーキを食べる人は

一人です!

 

毎朝、

”今日は誰の誕生部?ゲーム”を行うのです!

 

さいころをふって

”バースデーマーク”の目が出たら

振った人の誕生日で

みんなで祝い、

ケーキを食べます!

 

毎朝、そんな素敵なことをするんですね!

 

 

あら!

バースデーマークが出ました!

本日、ケーキをゲットするのは…

 

クマのムハです!

嬉しそうなムハ!

パジャマもとても可愛いです。

 

屋根裏の朝は

毎朝、こんなに素敵です!

 

みんな仲良し

ハッピーな毎日

 

でも…

 

悪の帝王フラヴァが

ポムネンカを狙うのです。

 

 

忍び寄るフラヴァの刺客

 

 

ポムネンカに迫ります…

ポムネンカピンチ!

大ピンチ!

 

でも、ポムネンカのこの顔をご覧ください!

勝気な表情!

悪者にひるみません!

 

こんなのにひるんでいたら

みんなの留守を守ることなんてできません!

 

 

でも結局捕まってしまったポムネンカ…

あらら、ひどい恰好に…

でも、気の強そうな顔です!

 

ポムネンカ救出に向かう仲間たち!

果たしてポムネンカは救出されるのでしょうか?

 

 

青いシーツの大洪水!

ファンタジーたっぷりの映像がいっぱい!

 

 

幾多の困難を乗り越え

救出に向かう

ムハとクラソン

 

粘土の妖精シュヴルトもすごい顔で

救出に向かいますが…

 

たまにバラバラになったりします…

 

でも、すぐ復活して

ポムネンカの救出に向かいます!

 

 

ねずみの発明家のキュリーが

飛行船を作ります!

 

ポムネンカの救出に向かいます!

 

シーツの海をかき分け悪の帝国に向かいます!

 

 

迎え撃つ

悪の帝王のフラヴァ

 

雌雄を決するのはもう間もなく!

 

”屋根裏のファンタジー”

「屋根裏のポムネンカ」

吹替えは

ポムネンカ役に貫地谷しほりさん

フラヴァ役に佐野史郎さんが

演じていただいております。

 

 

≪「雪女」(2012年)(14分)≫

 

おそらく

イジー・バルタの

現在時点での

最新作品だと思います。

 

この作品は

弊社アットアームズが

全額出資した作品です。

 

俳優の佐野史郎さんと

小泉八雲の「怪談話」の作品を

映像化したいと話合いをし、

バルタ監督に相談しました。

 

イジー・バルタ監督の映像は

肌に突き刺さり、

視覚と聴覚だけでなく

”触覚”にも訴えかけてきます。

 

バルタ監督には実際に

小泉八雲の”日本の故郷”の出雲にも

来てもらい

”怪談話”のバックボーンを

理解してもらい、

「雪女」の制作を決めました。

 

「雪女」の一番の魅力は

”怖さ”と”美しさ”です。

 

イジー・バルタ監督の

”触覚”に訴えかけてくる映像は

どんな「雪女」を作り上げるのか

ワクワクしました。

 

バルタ監督は

舞台を明治維新期の

”横浜”に設定しました。

 

明治維新のころ

日本の文明はどんどん進んでいきました。

貿易港の横浜は

広がる文明開化の象徴的な街でした。

 

見る見るうちに

街は大きくなります。

 

目まぐるしく変わる横浜の街に対し、

雪女である”お雪”の姿は変わらない…

年も取らず、その美しさは

永遠のようでした…

 

そのコントラストをくっきりするため

バルタ監督は

”横浜”を舞台にしたのです。

 

さらにバルタ監督は

この作品に新しい表現を

投入しました。

 

”ワックスアニメーション”

 

もぼろげな映像を作るために

バルタ監督が

発明した映像表現技術です。

 

ワックスは融点が低く

あっという間に液化し、

その溶け方は

想像出来ない様子を見せます。

 

その様子を映像に取り入れ、

摩訶不思議な

夢心地のような映像を

創りだしたのです。

 

※「屋根裏のポムネンカ・雪女」のDVDに収録されている

「雪女のメイキング映像」に

ワックスアニメーションについての説明があります。

 

バルタ監督は言います。

 

「私はアニメを作るとき

以前使った”引き出し”を開けたりしません。

その作品にふさわしい表現方法を

考え出します。

アニメは”挑戦”です。

だからこそ”する意義”があります。

このアイデンティティーは

トルンカ、ポヤル以来の

チェコアニメの精神なのです。」

 

 

この精神をぶれることなく

貫いていることから

イジー・バルタは

”チェコアニメ最後の巨匠”と呼ばれています。

 

さらに、

 

「バルタが新作を創るたびに

新しいジャンルが生まれる」とも言われます。

 

 

そのバルタ監督の創った

「雪女」

是非、ご覧ください!

 

全くの新しい体験をされると思います。

 

そして、ラストにご注目ください。

 

イジー・バルタ監督から

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)に

書かれた手紙が

時代を越えて

運ばれてきます。

 

”詩の世界”

 

これもチェコアニメの精神です。

 

≪特典映像「屋根裏のポムネンカ」のメイキング≫

「屋根裏のポムネンカ」の制作秘話がたっぷりの

貴重なメイキング映像!

 

 

わかりやすい字幕にするため

昨年の5月にチェコに行った時

バルタ監督に

不明な点をいっぱい質問し、

バルタ監督から

聞いた”意図”に基づいて

字幕を作りました。

 

バルタ監督や

 

熟練アニメーター

 

出演俳優(フラヴァ役の俳優さん)

の苦労話も収録されています。

 

13分ございます!

結構なボリュームです!

 

 

≪特典映像「雪女」のメイキング≫

普段は物静かなバルタ監督。

でも、現場は圧倒的な統率力!

 

こんなに恐ろしい”雪女”ですが…

 

こんなにチャーミングな

チェコ在住の日本人の女性が

演じています!

 

でも、こんな感じになります!

すごい映像のマジック!

 

”ワックスアニメーション”についての説明は

興味深いです!

 

作業工程の映像が貴重です!

 

音楽のオーケストラで収録します!

大迫力!

バルタ監督は音楽に大きくこだわります!

 

バルタ監督の映像制作の姿勢が

わかるメイキング映像です!

 

≪特典映像イジー・バルタ監督のメッセージ(2分)≫

 

このインタビューは

今年の2017年の6月に

チェコに行ったとき

バルタ監督から頂いたメッセージです。

2009年の作品なので、

今のバルタ監督の言葉をいただきたくて

お話を伺ったのですが、

作品に対する思い入れは

当時のときと

一切、変わりません。

 

バルタ監督は

とてもシャイで

カメラを向けると

目線を合わせてくれなくなったりするのですが、

やはり名監督。

いざ本番だと

含蓄のある言葉で

お話してくれます。