明日12/14(土)はポヤルの芸術品”人形アニメ”のプログラムが2つ! | チェコチェコランドのイベント・商品情報ブログ

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チェコアニメのキャラクターたちを中心にチェコの絵本などを紹介しているチェコ・チェコランドのイベント・商品情報ブログです。

 

ついに始まりました!

京都みなみ会館

「チェコアニメ・クリスマス大フェスティバル!」
~京都に帰ってた”東のディズニー“!圧倒の160作品!~

12/13(金)~26(木)

https://kyoto-minamikaikan.jp/movie/2576/

https://kyoto-minamikaikan.jp/movie/2127/

14日間、1日2回の上映!

合計28の上映全て

違うプログラム!

合計160作品の上映!

 

物販コーナーもございます!

いろんなグッズを揃えております!

 

 

明日

12/14(土)も

トークショーに行きます!

 

そして上映作品は

”ミスターチェコアニメ”

ブジェチスラフ・ポヤルの

芸術品と呼ばれる人形アニメのプログラムが2つ!

 


☆12月14日(土)18:00

【チェコアニメ最高傑作を一挙見るクリスマス】(計75分)
※上映後トークショーあり!

 

“芸術+エンターテインメント”の完成形!
“世界一の人形アニメ”と呼ばれた
“ふしぎな庭”シリーズを一挙ご覧ください!
全作 監督 ブジェチスラフ・ポヤル 美術.ミロスラフ・シュチェパーネク

 


1.ふしぎな庭~動物がすきな男~(1974年/15分)

第1話は優しく幻想的なイメージの

絵のアニメです。

 

あるところの

動物を愛する老紳士がしました。

紳士の愛情が深すぎて

動物たちは…

育ちすぎてしまいます…。(笑)

 

こんな可愛いネコちゃんも…(笑)

 

 

でも、ネコちゃんが育つ前に

紳士は…

 

紳士の”お庭”に残された動物たちは…?

 

この優しく、切ないお話が

「ふしぎな庭」の第1話。

 

第2話からどんな展開が?

 

 


2.ふしぎな庭~広がる霧~(1975年/14分)

第2話からは

打って変わって

人形アニメ…!

 

あれから

どれくらい時が経ちましたでしょうか?

 

少年4人組が朝

学校に向かう途中…

霧が立ち込めてきました。

 

すると…

少年たちが行きついたのは

古ぼけた扉の前…

そうです。

紳士の”お庭”の扉です。

 

冒険心いっぱいの少年たちが

紳士の残した動物たちに出会います。

 

ワクワクが止まりません!


3.ふしぎな庭~トラを捕まえろ~(1976年/17分)

”お庭”を発見した

少年たち。

秘密の遊び場として

楽しみがいっぱい!

 

…でもやっかいなことがあります。

 

”お庭”には

門番のようなネコ(トラ?)がいます。

これがおっかなくて

たまらないのです。

 

まさかこの可愛いネコちゃんが

あんなになったのでしょうか?

 

さあ、少年たちは

どうやって

ネコ(トラ?)に立ち向かうのでしょうか?

 


4.ふしぎな庭~銀紙に包まれたねずみの話~(1977年/15分)

今日も”お庭”にやってきた少年4人組

天敵のネコ(トラ?)を

なんとかしないと

楽しく遊べません!

 

いました!

今日も少年たちに悪さをするのでしょうか?

…うん?

なんか今日は元気がなさそうです。

病気なのでしょうか?

 

病気だとしたら、

「手術だ!」

今日ばかりは立場が逆転!

少年たちの悪ふざけが始まります!

 


5.ふしぎな庭~クジラのラジク~(1977年/14分)

今日も”お庭”にやってきた少年たち。

…でも、今日は遊びに来たわけではないようです。

 

テストが近いので、

勉強しにきたようです。

…え?遊び場で勉強?

 

実は、”お庭”にはとっても

頭のいい”クジラ”がいるみたいなのです。

 

クジラを探しに

”お庭”の奥の奥に進みます。

少年たちは”クジラ”に会えるでしょうか?

 

木々の香り、

朝露の冷たさ…

臨場感たっぷりの人形アニメ!

自分も”お庭”に入った気分になります!

 

そして

わくわくした楽しさ満載の

「ふしぎな庭」シリーズ!

 

一挙全5話ご覧頂きます!

詩とファンタジーと笑いの極致!

 



☆12月14日(土)20:00【極上の人形アニメのクリスマス】(計80分)

※上映後トークショーあり!
“チェコアニメの歴史”そのものの
大巨匠、ブジェチスラフ・ポヤルの産み出した
芸術品と称される詩的でファンタジックな人形アニメの
ベストプログラム!


1.真夜中の大冒険(1960年/13分)
 監督 ブジェチスラフ・ポヤル 美術 イジー・トルンカ

 

真夜中に織りなす

ファンタジー

 

この作品は、チェコの人形アニメの2大巨匠

トルンカとポヤルの

おそらく最後の共同作品だったと記憶しております。

 

チェコアニメの原点は

”詩”であること…

 

ファンタジーであること

 

それらの象徴的な作品…

 

汽車と…

 

駅員君が…

 

クリスマスイブの夜に繰り広げる

小さな友情の物語…

 

この作品の中に、

チェコアニメの

エキスが…

トルンカとポヤルの

残した

”美しさ”と”温かさ”が

いっぱい詰まっています。


2.小さな道化師ファンファロン(1968年/16分)
 監督 ブジェチスラフ・ポヤル 美術 K・クレイチー

監督ブジェチスラフ・ポヤル 美術K・クレイチー

 

楽しくて可愛かったり、

ブラックなユーモアで世相を斬ったり

ありとあらゆるアイデアを

アニメに盛り込んだポヤルですが、

トルンカ以来伝統の

ファンタジックな夢の世界を

描いた人形アニメも

ポヤルの魅力です。

 

夜が更けて

人間たちが眠ると…

 

おもちゃたちが…

 

目を覚まして起きてきます。

 

おもちゃたちはそわそわしています。

 

”小さな道化師のファンファロン”を

待っていたのです!

 

おもちゃたちは

ファンファロンの曲芸や…

 

マジックが楽しみなのです!

 

 

おもちゃたちのカーニバルが

始まります!

 

昔、おもちゃで遊んでいた時の

想像の世界が描かれています。

 

誰もが憧れたおもちゃの世界…!

 

朝が来るまでの

ファンファロンとの楽しいひと時を

過ごしましょう…。


3.リトルアンブレラ(1957年/18分)
監督 ブジェチスラフ・ポヤル 美術 イジー・トルンカ

夜がふけ

夜空に星がキラキラ

輝きだすと…

 

紳士が傘にぶら下がって

降りてきます。

塔の上に降り立ち、

傘を閉じると…

 

おもちゃたちは目を覚まします。

 

人間たちが眠っている時間は

おもちゃたちのカーニバルタイム。

紳士がシャボン玉に命を吹き込みます。

 

 

チェコのアニメ作家の多くが

映像の仕事に就いた動機を

以下のように異口同音に言います。

 

「こどものころ

親に買ってもらった

おもちゃで

遊ぶのが

何より楽しかった。

そのとき、頭の中で描いていた

空想の世界を

具現化したいと思って

映像作家を志したのです。」

 

夜明けが近づくと

紳士は空に戻り、

おもちゃたちは眠りにつきます。

 

ブジェチスラフ・ポヤルが監督

イジー・トルンカが美術を担当

 

”チェコアニメは

詩であり

ファンタジーある”

 

トルンカとポヤルが目指した

もっとも”チェコアニメらしい”作品


4.りんごのお姫様(1973年/14分)
 監督 ブジェチスラフ・ポヤル 美術 ミロスラフ・ポヤル

 

チェコアニメの創成期から

常に中心人物として

活躍し

2012年、人生の幕を降ろすまで

ずっと現役で活躍した

ポヤル監督…。

彼曰く

 

「The Apple Maiden(りんごのお姫様)」

「私の最も力がみなぎっていたときの作品だ。」

 

戦後、チェコアニメを世界に知らしめたのは

イジー・トルンカ。

カンヌやベネツィアなどのあらゆる国際映画祭で

高い評価を受け、

”トルンカの人形アニメは芸術だ”と称されるようになりました。

その芸術性の高いにトルンカの

築いたチェコアニメに

楽しさ、面白さを加え、

”エンターテイメントを完成させた”と呼ばれたのが

 

ポヤルでした。

 

なので、

業界では

”芸術性”のトルンカ、

”面白さ”のポヤルと

カテゴライズされるようになったのですが、

ポヤルの自尊心はこの

評価を受け入れることができませんでした。

 

「芸術性でも決してトルンカに負けていない」

 

そして創り出したのが、

 

「りんごのお姫様」

 

リアルな”おとぎ話”の世界を

描いております。

 

チェコアニメの歴史において

トルンカの「真夏の夜の夢」と並んで

”最高の映像美”と呼ばれる作品です。

ポヤルが追求した

奇跡の美しさ…

 

何も考えず、ぜひ、ご鑑賞いただきたいです。

 

美術館のような映像…

 

トルンカが築いたもの…

ポヤルの充実期…

チェコのアニメの熟成

 

いろんな積み重ねが出来上がって

完成した

「りんごのお姫様」…

 

これこそがチェコの人形アニメです。


5.ナイトエンジェル(1986年/19分)
 監督・美術 ブジェチスラフ・ポヤルほか

 

ポヤルは、芸術性が高く、

楽しく面白い人形アニメを産み出し、

映像表現の限界を広げてきた人物です。

 

ポヤルの創作意欲は亡くなるまで

衰えることはなく、

あらゆる映像表現を追求しました。

 

それでもポヤルの作品は

基本的に誰がみても

分かりやすいものが多いのですが、

この「ナイトエンジェル」は

彼のキャリアの中でも

本当に異質です。

 

視力を失った男の

想像の世界を…

 

幻想的に描いています。

 

 

とても抽象的な映像です。

 

ただ、ポヤル作品の中で

この作品が一番好き、と言う人が実は結構多いです。

 

夢か、現(うつつ)か…

非現実の世界を

さまよいます…

 

究極の人形アニメ…!

 

 

現在全プログラム

オンラインでご購入いただけます!

 

12/14~12/19までのプログラムのチケットのご購入は

https://kyoto-minamikaikan.jp/movie/2576

 

12/20~12/26までのプログラムのチケットのご購入は

https://kyoto-minamikaikan.jp/movie/2127/