12月23日(日)20:20 「チェコアニメ感動ベストセレクション」 | チェコチェコランドのイベント・商品情報ブログ

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チェコアニメのキャラクターたちを中心にチェコの絵本などを紹介しているチェコ・チェコランドのイベント・商品情報ブログです。

12/15(土)~12/28(金)の2週間

ユジク阿佐ヶ谷で

クリスマス上映会

「チェコアニメの夜

クリスマス ホリーナイト」

~聖なる2週間146作品!~

https://www.yujikuasagaya.com/czech-anime-christmas2018

 

現在、

劇場窓口で

各プログラム毎に

前売りチケットを販売しています!

 

 

 

前売りチケットを1枚

お買上げのたびに

チェコアニメのポストカードを1枚プレゼントいたします!

22種類からお選び頂きます!

 

 

毎回、完売続出のチェコアニメの上映!

ご希望のプログラムのチケットは

お早めに

お求めください!

 

 

今回、2週間の上映で

1日2回28回の上映いたします!

そのすべて違うプログラムを上映いたします!

(※何作品か重複した作品がございます。)

合計146作品の上映です!

28プログラムの内容は↓

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12417472635.html

 

 

 

本日ご紹介しますのは…

 


☆12月23日(日)20:20
【チェコアニメ感動ベストセレクション】(計80分)


心から感動する作品ばかり集めました。
クリスマスにふさわしい優しく切なく心に沁みるプログラム。
素敵なクリスマスの思い出になること間違いなし!


1.けしのみ太郎~思いがけないプレゼント~(1979年/7分)
美術 ヨゼフ・パレチェク

チェコアニメは”優しさ”と”思いやり”にあふれたお話が
多いのですが、
このシリーズは、特に”家族の安心感”がいっぱいです。

貧しいおじいさんとおばあさんのもとで
すくすく育つ”けしのみ太郎”のお話です。

 

おじいさんはおばあさんは、
お鍋とネコ外何も持っていない
老夫婦なのですが、
パレチェクの絵で描かれると
一切の貧しさが感じられず、
豊かさと幸福感が伝わってきます。



あるクリスマスイブ、
おじいさんは、おばあさんに”魚のうろこ”をプレゼントし、
おばあさんは、おじいさんに”けしの実”をプレゼントしました。

もちろん、プレゼントと言えるようなものではないかもしれません。
でも、二人は、お互いの思いやりに
幸せいっぱいでした。

そんな二人に奇跡が起こります。

”魚のうろこ”のスープは、とてもゴージャスなお料理になり、
そして、鉢に植えたけしの実からは、
何やら泣き声が…

 

 


みるみるけしの実は育ち、
 

 

 


なんとそこから…

(※この絵だと”けしの実”がイメージしずらいですね!(笑))
 

 

 


男の子が生まれました!
大喜びのおじいさんとおばあさん。

貧しい老夫婦のもとに生まれた
”けしのみ太郎”ですが、
その表情は安心感でいっぱいです。
 

 


…こうして、おじいさんとおばあさんのもとに生まれた
けしのみ太郎。

これからおじいさんとおばあさんのもとで、
元気に育ちます。

 


2.けしのみ太郎~ゆかいな子守唄~(1979年/7分)
美術 ヨゼフ・パレチェク


太郎が可愛くてたまらないおじいさん。
愛情はたっぷりなのですが、
少し雑すぎるところがありまして…。
 

 

 

 

 

手袋の親指の部分を切って、温かい毛布を作ったつもりなのですが、
 

 

 


太郎を逆さに入れたりして危なっかしいのです。
 

 

 


大事な手袋を切ったうえ、雑な太郎の扱いを見て
おばあさんはカンカンです。

そのうえ、

 

 


寝ている太郎を

 

 


揺らします。
ゆりかごのつもりなんでしょうね…。
でも…
 

 

 


太郎は迷惑そう…
 

 

 


あーあ、泣き出してしまいました。

でも、全ておじいさんの善意なのです。
可愛くてしかたないからの行動なのですが、
なかなか上手に形にならないのです。

でも、なんとか太郎にぐっすり寝てもらいたいおじいさんは


つららと木琴のように叩いて、
子守唄を奏でます。
とても素敵な子守唄です。

でも、

 

 


ぐっすり眠ったのはおばあさんのようです(笑)

それから教育熱心(?)なおじいさんのもと
いろいろなことを覚えていきます。

 


3.けしのみ太郎~ヨチヨチ歩きの先生はだれ?~(1979年/7分)
美術 ヨゼフ・パレチェク


少し大きくなった太郎。
 

 

 


おじいさんは歩き方を教えようとしますが…
 

 

 


 

 

 


転んでしまいました。
まだ早いとおばあさんは反対ですが、
おじいさんは頑固です。

 

 

ケンカをする二人をよそに

 

 


太郎は歩いています。
いったい、歩き方の先生は誰でしょうか?

それから太郎は、健やかに成長します。

 


4.山賊の話(1964年/14分)
作 カレル・チャペック 画 ヨゼフ・チャペック

 

茶ペク兄弟の描いた

子供の教育と成長がとてもコミカルに

描かれたお話…

 

現代社会にも通ずるものがありような気も…

冷血で無慈悲な山賊は

その地方に住む住民を震え上がらせていました。

 

 

山道を通る者から情け容赦なく

身ぐるみはぎとりました。

 

おかげで財産は、たっぷり!

 

しかし、自分の息子には

血なまぐさいことはさせず、

教養を身に着けさせようと思いました。

 

山賊は、息子を修道院に預け

 

高い教養を身につけさせました。

 

しかし、時代は目まぐるしく動きます。

山賊が倒れ、息子が呼び戻されました。

不本意ながら、山賊は、

息子に山賊の跡を継がせ、

息を引き取ったのです。

 

さあ、高い教養を身に着けた息子が

山賊になりました。

道行く人から

身ぐるみはがし…

…無理ですね。

「命が欲しければ金を出せ!」とは言えないのです。

 

行儀よく育ったので、

「よろしければお金をくださいませんか?」

てな感じです。

 

すっかり優しい青年に育ってしまったので、

山賊なんてとてもとても…。

 

親の思惑をよそに

息子は山賊稼業に苦戦。

 

親は、息子の心配をしても

人生の保証まではできません。

 

それでも息子は生きていくしかありません。

 

…でも、意外とたくましく生きていくから

人間て分からないものです。


5.魔法の果樹園(1982年/15分)
監督 リブシェ・パレチコヴァー 美術 ヨゼフ・パレチェク


私の大好きな作品で、
この作品を観てから、
”チェコアニメ”を日本の伝える意味を
強く感じたお話です。

世の中、大きなストレスを
みなさま抱えてらっしゃると思いますが、
ストレスの要因として、
”人間関係”が大きいと思います。

「魔法の果樹園」は、
貧しくて、困難を抱えた
人たちが、それでも、
人を疑いもせず、恨むこともせず、
思いやりを持って生きていくお話です。

この作品を初めて見たとき、
人間関係でストレスを抱えておりまして、
最初、斜に構えて見ていたのですが、
作品が終わるころには、
心が洗われておりました。

”人を信じよう”と思わす、というより
”信じることが素晴らしいな”と
思わす作品です。

多くの方にご覧いただきたいお話です。
 


草原に農民の親子と
 

 

羊飼いの親子は住んでいました。
 

 

 


両家族とも仲が良く、
農民の娘と羊飼いの息子は愛し合っていました。
 


でも、干ばつで作物は枯れ、
軍隊に羊毛は奪われ
未来も希望もない毎日です。

 


でも、両家族は、お互い、助け合い、分け合い、
毎日を送っていました。

パレチェクの作品は、どんなに貧しいバックボーンでも
悲惨さを感じません。
生きる息吹が伝わります。
 

 

 



ある日、羊飼いは畑で何か見つけました。
 

 

 


金貨のいっぱい入った瓶です。
 

 

 


4人は金貨の使い道を話合いました。
 

 

 


果樹の苗を買って、
潤いいっぱいの果樹園を作ろう、という
ことになりました。
 

 

 


若者は代表して、
果樹の苗を買いに市場に行きました。
 

 

 


市場で果樹の苗を買おうとしたとき、
 

 

 


鳥かごに入れられた美しい鳥を見ました。
きれいなのに閉じ込められた鳥に同情した
若者は、
 

 

 


金貨をすべて使って
鳥を買い、大空に逃がしたのです。

私は、ここまで見たとき、
この若者は、間違った判断をしたと
率直に思いました。

でも、草原の家族たちは、
何一つ若者を責めませんでした。
「私たちだって、同じことをしたよ。」と
言うのです。
 

 

 



若者が鳥を買い、逃がした、という話を
信じ、そして、許したのです。

こんなに人を信じ、許すことが
自分にできるか考えましたが、
こうでありたいなという
説得力がありました。

この後、どうなるか是非ご覧いただきたいと思います。
映像が美しく、見終わった後の清涼感が
たっぷり感じます。

6.月のおはなし(1958年/14分)
監督・美術 ズデニェック・ミレル

ジャンルで言うと

平面のアニメですが、

 ”絵のアニメ”ではございません。

 

氷の結晶を使ったのようなアニメです。

 

月からやってきた

妖精が…

 

絵の中に住む女の子と出会います。

 

絵の中で

さみしそうにしている女の子を

月の妖精は外の世界に連れ出します。

 

氷の結晶に

絵の具の色が

混じり

美しい世界が誕生しました。

 

”氷の世界”と”絵の具の色彩の世界”

 

見惚れてしまいます…

 

小さな恋のお話…

 

でも、ラストは

悲しい結末が待っています…

 

初めてご覧になられる方は

見たこともない映像に

驚かれると思います。

 

何の経験もないところから

スタートしたチェコアニメ…

数々の大きなチャレンジが

大きな栄光を産み出してきました。

 

ミレルもまた

大きなチャレンジを

続けました。

 

類まれな才能が

取り組んだ

奇跡の名作です。


7.イモムシくんは大スター(1967年/16分)
監督・美術 ズデニェック・ミレル

クルテクの作者ズデニェック・ミレルの作品です。

 

私は、これまで

700本ぐらいのチェコアニメを見てきましたが、

私の中のベスト5に入る作品です。

 

男の子がハーモニカを吹くと…

 

なんとイモムシくんが踊ります!

 

それを見た紳士が

イモムシくんをメディアに売り込むと

イモムシくんは

瞬く前に大スターになるのです!

 

でも、イモムシくんが

どんなにスターになっても

少年とイモムシくんの

友情は変わりません。

 

ラストのお別れのシーンは

油断していると

涙が出てきますよ!

 

何気ない

そして、さり気ない

友情です。

 

押し付けることも

気を遣いすぎることもない

優しい友情のお話です。

 

心の底から感動するお話ばかり

集めたプログラム!

 

今回のクリスマス上映会

一押しのプログラム!

 

 

「チェコアニメの夜 クリスマスホリーナイト」の見どころ

 

【トルンカのとティールロヴァーの作品のラスト上映】

チェコのアニメの創始者であり、

象徴的存在の

イジー・トルンカの作品の上映とDVD販売の権利が来年の3月14日で終了します。

ヘルミーナ・ティールロヴァーも

来年の1月28日終了します。

 

トルンカの

「真夏の夜の夢」

「チェコの古代伝説」

「バヤヤ」などの長編作品や

「手」などの遺作も全て

終了します。

 

ティールロヴァーの

「まいごのにんぎょう」や

「きかんしゃくん」

「ブタかいのおうじ」など

キラキラした作品も全て

終了します。

 

今回の上映期間に

今、日本で見ることのできる

トルンカ作品 24作品

ティールロヴァー作品 20作品

すべて上映いたします。

 

今回がトルンカとティールロヴァーの作品を

ご覧頂ける最後の機会になるかもしれません。

 

”詩”と”ファンタジー”にあふれた

トルンカとティールロヴァーの作品、

お見逃しなく!

 

【毎日トークショー行います!】

毎日、20:20の上映のあと

私、チェコチェコランドがトークショーに参ります。

 

おそらく世界で唯一、

チェコのアニメと絵本だけで

ビジネス展開をしている

私だけが知っている

作家や作品に関するお話を

させていただきます!

映画鑑賞の楽しさが倍増するような

お話をたくさんしますので

楽しみにしていて下さい!

(※ブラックな話も多いと思いますが…)

 

【スタンプカードで素敵なグッズをゲット】

期間中、上映にお越しのお客様に

ポイントカードをお渡しします!

1回、上映をご覧頂くたびに

ポイントを1個押させていただきます!

スタンプが4個たまるたびに

素敵なプレゼントがございます!

4個、8個、12個、16個、20個、24個、28個

7回、プレゼントをゲットするチャンスがございます!

かなり良いものを準備しています!

28個コンプリート目指してください!

 

【素敵なグッズをたくさん販売】

ユジク阿佐ヶ谷での上映ではいつも

素敵なチェコアニメのグッズを販売しています!

今回も素敵なグッズを販売しますので、

楽しみにしていてください!

 

みなさま

今年のクリスマス

ユジク阿佐ヶ谷で

お待ちしております