昨日は、マンションの管理組合総会。
築後半世紀にもなると、古くから住われている方と、
新しく来られた方の温度差が大きいことを感じたよ。
古くからの方は、今までの実績を元に考えるし、
新しい方はしがらみがないだけに、より自由に考える。
いちがいにどちらが良い悪いとは言えないが、確実なことは
時代の変遷に伴って考え方、対応の仕方を変えなくてはいけないこと。
大規模修繕費用もデフレからインフレへと変わり、資材費、人件費が
上昇しているし、劣化は進んでるんだよ。
検査手法も進化し、前回の調査内容が次回使えるとは限らないことも
想定しないといけない。
費用がかかっても維持管理を徹底して行くのか
早期に建て替えを検討していくのか。
マンションの区分所有者、居住者全員で考えていかなくては、
どっちつかずで対立するのかな。
古い方の中には、以前のコンサルがよく知っているから
補修工事にも意見を求めるなど参加してもらわないといけない、と主張する人がいる。
前回、皆で苦労して大規模補修をする道筋をつけたんだが、
本当は成功したわけじゃないんだ。
前回のコンサルは失敗。
だって住人と業者間の調整がうまくできていなかった。
失敗・成功がわからないようになっちゃわないよう、
客観的に別のコンサルに見てもらった方が良いんじゃない。
毎回、コンサルを変えることがベストではないけれど、
素人中心の管理組合などプロから見れば赤子の手をひねるごとく簡単に操れる。
それを防ぐためには、ここに集う所有者、住人、管理会社などステークホルダーの皆さんが、
お互いしっかり意見を言い、妥協点を見つけて行くことが大事なんだ。
だって、みんな気持ちよく永く住みたいんだよ。
トラブルのない住処って良いよね。
当たり前だけど、他の組合員に言葉を投げつける人、自分勝手に声の大きい人、自分の思いを文書でばら撒く人、
総会で自論を長々と言ったりするような人は、トラブル、対立のもとで好ましくない。
こんなトラブルメーカが一人いるだけでも、このマンションに明るい未来はないって
住んでる人にわかってもらいたい、無理だろうけど。