前回、書きましたように、認知症の父がお世話になる施設探しにはとても苦労しました。
当初は、数種ある施設探しのサイトを利用していましたが、とても遠回りをしたなぁと実感しています。
今、父がとても良いホームにお世話になっていまして、どうやってホームを探したの?って
よく聞かれるので、その方法を書いてみます。
1、施設の形態を決める。
私の場合、介護付き有料老人ホーム一択でしたが、サ高住、グループホーム等
本人と家族にとって、どの形態が望ましいのか、、(家族が頻繁に会いに行って、
外に気分転換に連れ出せるのか、本人急変の時、家族がすぐに動けるのか、
施設の方が動けるのか、施設外部に委託しなければならないのか・・等々・・)
介護付きは初期費用が高い印象がありますが、地方に範囲を広げればその心配も
なくなりました。
2、都道府県庁HPの施設一覧から、定員数、利用料、開設年月日等、参考にして
候補を挙げる。(例→インターネットで静岡県庁、介護付き有料老人ホームで検索)
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-240/kaisa/mida08.html
一覧を開くと、住宅型、介護付き含め有料老人ホームの一覧を見ることができます。
この中から、介護付き、利用料等、条件に当てはまるホームをピックアップする。
(一覧には数多くの施設があり戸惑いますが、条件に合うホームは案外少ないので、
数は絞れると思います)
利用料の記載がない県庁(不便なので是非記載していただきたい!)のものは、定員、開設年数から候補を挙げ、ネットで施設名から検索すると、施設の公式HPが大体あります。家族が知りたい内容が記載されているかどうかも家族に寄り添った施設であるかどうかの判断材料になるように思います。
3、電話をして、施設長さんから詳しくお話を聞く。(一番大切)
13:30~14:30頃電話するようにしました。質が良く、利用料も工夫されている施設は
施設長さんご自身も、アクティブに介護他に関わられている印象を持ちました。一日の
流れから、この時間帯が一番余裕がある時間かなという印象があります。施設長さんの都合が悪ければ、あとから電話をかけ直してくださいます。
(私にとって、ここが一番大切でした。ここで受ける印象がすべてといっても良いかも
しれません。今、父がお世話になっているホームは、この最初の施設長さんとのお話で
ほぼ決まっていました。)
4、見学。
施設自体はどこもきれいで良い印象しかありません。
父のいるホームの見学では、当日、急遽利用者さんの病院への付き添いでお留守だった施設長さんのかわりに、ケアマネさんが案内してくださいました。施設長さんがお帰りになるのを待たせていただいて、直接お話ししました。
5、施設長さん、ケアマネさんの訪問。
父のいた介護老人保健施設まで、車で2時間かけて会いにきてくださいました。
離れた施設だと、この訪問のないところもありました。
6、決定!
半年から1年くらい空き待ちかもと言われていましたが、特養に移る方がいらっしゃるとのことで、2か月待っての入居となりました。
はじめは、インターネットの施設探しサイト何種類かに条件を入れて検索して・・
ということを繰り返していました。(これらのサイトは利用料等が低く記載されている場合も
あり、わかりにくいです。また、このサイトの検索画面からは必要な条件を入力しても
父のいるホームは出てきませんでしたが、ホーム名を検索入力すると、表示されるという状態です。検索機能が万能ではないということでしょうか・・)
父の住んでいた町の福祉課のかたに教えていただいたグループホームや、上記のサイトで
見つけた施設等、良いかなと思ったところには電話をかけ、よさそうなところを厳選して
見学に行き、・・
私は見学に何度も行く体力に自信がなかったので、ある程度電話で詳しくお話を伺いました。
ほとんどの施設は、施設長さんが対応してくださいました。
中にはケアマネさん(?)対応のところもあったような気がしますが。
そうこうしているうちに、わかってきたことは、電話で受ける施設長さんの印象が良いところは、施設の入居者さん、スタッフさんの雰囲気、全体の空気感・・も良い印象を受けるということです。良い施設長さんからは、
父本人のことだけでなく、家族(私)のことも考えてくれていることが伝わってきて、
とても頼もしい印象を受けました。これは、例外がなかったように感じます。
このことに気づいてからは、最初に施設長さんと電話でお話をしてみて、良い印象をもったところだけ見学するようにしました。とても少なかったです。
結局、父と私にとって相性の良い施設長さんを探し当てたということかもしれません。
父は外出好きでアクティブなタイプなので、外出機会の多い今のホームに決めましたが、
入居する本人によって、屋内で静かに過ごしたいひと、手芸が好きな人等、様々な特色をもつ
ホームがあり、選択肢は色々あることがわかりました。
介護付き有料老人ホームは初期費用が高い印象がありますが、(地方なら?)入居金がゼロ、または数十万円というところもあります。レクリエーションもしっかりしている印象です。
父はのどかな田園風景を眺めながら様々な観光名所に外食にと、お仲間と一緒に連れ出していただいています(施設長さんが写真付きのブログを毎日更新してくれるので、父の様子
を日々知ることができます)。
父は貧しい家庭に育ち兄弟も多く、早い時期から仕事について、その仕事を64歳までずっと続けました。父の年金ひと月分の全てをホームの利用料に使うことになるので、ホーム選びにはとても責任を感じていました。
私が父のもとに行けるのは1か月に1回くらいです。
以前は気難しかった父が、とっても穏やかで安心しきった表情をしています。
実家のない私ですが、あたたかい人々にもっと会いに行きたい、近くに引っ越したい・・
なんて考えています