PM15時
食べ終わって、いま子宮口7センチー!と親や友達にLINEしながらツムツムをやる。
記念にお腹や、まさに2分間隔陣痛中!な山あり谷ありのNSTの写真を撮ったりする。

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痛いと言えば痛いし、陣痛の波が来てる間は息を整えたりしないと辛かったけど、余裕すぎる。
おかしい。
余裕すぎて本当に今日産まれるのか、子宮口の開き具合はちゃんと進んでいるのか不安になってくる。
小林さんにも、お産する人の顔じゃないよね!笑
もう2分間隔で陣痛きてるのになー。とにかく破水待ちだね!と言われる。

PM16時
なっかなか破水しない。
だんだん不安になってくる。
破水しなきゃ産まれない!でも全然破水しない!結構痛くなってきた!
心折れそう!

痛みに合わせて少しいきんでみたら破水しやすいかも!と小林さんに言われて、少し頑張ってみる。

そして、小林さんから衝撃の一言。
「今日、お産院長じゃないからね!私も宮本さんも17時で交代で帰っちゃうからなんとか私がいる間に産まれてくれたらいいんだけど」
聞けば、今日の夜のお産は内診がくそ痛かった先生と、助産師さんは私の苦手な看護婦さん。

もう駄目ー!
信頼してる人がみんな帰ってしまうー!
完全に心が折れて涙がポロポロ出てくる。

今まで余裕ぶっこいてた私がいきなり泣き出したのを見て小林さん焦る。笑

やだごめん!泣かないでー!大丈夫だよー!赤ちゃーん、早く出てきてー!とお腹に声をかけて腰を押さえてくれる。

破水しないー!する気がしないー!もう17時までに間に合わないー!帰らないでー!と、さっきまでの余裕が嘘のように訴える私。笑

もう一回内診してみようか!と指を突っ込まれてグリグリされていると、ガクッと何かが外れる感覚と共に破水!

あ、破水した(°_°)と冷静な小林さん。
やっと破水した安心感で声をあげて大号泣する私。笑

大丈夫だよー!赤ちゃんきっかけくれたよー!落ち着いてー!お姉ちゃん入ってきたらびっくりしちゃうよー!と言われるも、わーわー泣き続ける私。笑

夫と娘は、娘が退屈してしまったため病院の外に出ていた。
パパに連絡して!と、小林さんに言われるも、もうパニックになってしまいスマホが操作できない。笑

小林さんに、出来ない!と自分のスマホを渡すも、もちろんロックの解除を小林さんが出来るはずもなく。笑

なんとか自分でロックを解除して、夫に電話。するはずが母親に間違えてかける。笑
すぐ切ってもう一度夫に電話。
留守電。

もう駄目だー!出ないー!つかえないー!と泣きながらまた小林さんにスマホを渡す。笑

あ、この方にかければいいのね!と小林さんがもう一度電話してくれる。
また留守電らしい。

パパさーん!破水しましたー!すぐ来てくださーい!産まれますよー!
と小林さんが留守電を残してくれた。

その直後、夫から着信。
泣きながら電話に出て、いたいー!とだけ言って小林さんに電話を渡す。
小林さんが状況を説明してくれた。

この時分娩室の前にすでにスタンバッてたらしい夫と娘。
この頃子宮口9センチ。

パパ達もうそこにいたよ!全開になったらパパ達呼ぶからねー!と小林さん。

もうこの頃いきみ逃しに必死。むしろ夫がいるかいないかなんてどうでもいい。笑

子宮口7センチの時の5億倍は痛い。
大きい波と共に、手!手!と小林さんの手を掴む。笑

小林さんが内診をしている時に、本当だ!すごい溜まってる!少し出すよー!と言われて、便を出される。
陣痛が痛すぎて恥ずかしいとか全然ない。
でも、分娩中出る人って本当にいるんだ。と、どこか他人事のように感じていた自分もいた。

もうそろそろパパ達呼ぶね!と分娩室から出ようとする小林さんを呼び止めて、行かないでー!もういい!立ち会わなくていいー!置いていかないでー!と叫ぶ。

え?本当に?パパ達待ってるよ?もうチャンスないよ?立ち合う約束したんでしょ?と言われて、じゃあ入れて!と言ったけど、小林さんの手をがっちり掴んで離さない私。笑

その様子を他の看護婦さん達が見ていて、夫を呼んできてくれた。
夫と娘と共にぞろぞろと2人くらい看護婦さんが分娩室に入ってきた。
そのうちの1人はまた私が好きな看護婦さんだった。

娘のときは、産まれる瞬間まで助産師さんの宮本さんと夫だけに見守られていたけど、今回はなんだかすごい数の人がそばにいてくれてるなーと少し心強くなるも、痛すぎて娘の顔も夫の顔も見れず、近くにいた看護婦さんの手を握り波と共に必死にいきむ。

小林さんが、とっても上手だよー!頭見えてるよー!と言ってくれた。
気付いたら先生も登場していた。いつのまに。

いきみまくって、もっといきんでと言われてまたいきんで、もう一回!と言われてまたいきんで、髪の毛フサフサだよー!見えてるからもう少しだよー!いきんでー!と言われていきみつづけて、はい!もう力抜いて!と言われて、あーやっと終わる!と思った。

力を抜いてるつもりだったけど、お願いー!もういきまないでー!と小林さんに言われる。
力を抜いていたつもりだったけど、力が入ってしまっていたらしい。
小林さんが赤ちゃんの頭を掴んで出そうとしていたら、ぴょこんと引っ込んでしまった。

え?戻っちゃった!こんな事ってあるの?と小林さんや看護婦さん達の間で少し笑いがおきる。
私は全然笑えない!せっかく終わりだと思ったのに!( ; ; )

またいきむの?と聞いたら、またいきんで!と言われたので波と共にまたいきむ!
もう一回!もう一回!もっといきんでー!と言われていきみまくる!

はいー力抜いてー!お願いもう力入れないでー!と言われて、また力を抜けてない事に気づく。
下半身は力を抜いていたつもりだったけど、いきむために椅子のレバーを掴んでいた手にはまだおもいっきり力が入っていて、横にいた看護婦さんに、ほら、手も離して!力ぬいて!と、なかなか力が抜けない手をレバーから無理矢理剥がされる。笑

また戻っちゃったらもう立ち直れないと思い、力を抜く事に全神経を集中させた。

PM16時51分 誕生!!!!
やっと頭でてきたー!娘のときよりも冷静に出てくる瞬間を見れた気がした。
産まれたよー!おめでとうー!と分娩室にいる看護婦さん達に言われるも、私は娘の時と同様、放心状態。笑
嬉しい!よりも、やっと終わったという安堵感のが強い。
でもきっと私は笑顔だった!

頭の上の方で、赤ちゃん産まれたよ。見てごらん。と、娘に話しかけている夫の声が聞こえた。

チューブで鼻とか吸われた後、大きな声で泣いてくれて、小林さんがお腹の上に赤ちゃんを乗せてくれた。

元気な男の子。無事に産まれてくれて本当によかった。
それしか頭になかった。
とりあえず触っておこうと思って少し触った。笑

夫と娘退出。
あゆ頑張ったね!お疲れ様!と分娩室を出るまでずっと言ってくれていた夫。
聞こえてはいたけど、疲れきって夫の顔も娘の顔も見れなくて頷く事しか出来なかった。

娘の出産の時は、自分も興奮状態で私を労う余裕がなかったのか、お疲れさま!も、頑張ったね!も言ってくれず、ただただ、ねえ産まれたよ!しか言っていなかった夫。笑
今回は私がかけてほしい言葉をかけてくれたので嬉しかった。笑

赤ちゃんが産まれた瞬間、娘は一体どんな反応をしたんだろう。
せっかく立ち会いしたのに娘の反応を見る事が出来なかった( ; ; )
でもこの経験で、娘の心になにか残るといいな。


朝方~病院へ着くまでの、なんか痛いかなーと思っていた時間、9時間。←むしろ痛いうちに入らないかも
NST~子宮口7㎝までの、結構痛いなーと思っていた時間、3時間。
破水~激痛MAX~産まれるまで、30分ちょっと。

病院に着いて入院が決まってから、約4時間で産まれた。

今回は静かに産むのが目標だったのに、泣くわ叫ぶわで、娘の時よりも断然うるさいお産だった。
でも冷静に考えたら激痛だった時間は1時間もない、かなりの安産だったと思う。
子宮口7センチの時の痛み方も、娘の時は取り乱すくらい痛かった記憶があるのに、今回は余裕でご飯食べてたくらい。
前回の出産もそれほど時間がかからなかったこともあって夫には、あゆって本当にスーパー安産だよな。と言われた。
産んでる私はかなり必死だったんだがね。笑

28/1/9 16:51
体重 2958g
身長 48.0㎝

長男無事誕生*\(^o^)/*

娘の時同様、予定日前日の出産でした!

妊娠中、ブログを通して支えてくれたみなさま、本当に本当にありがとうございました。