こちらの地元紙・北國新聞の今日の朝刊に載せて頂いた私の投稿です。


 「今年、金沢から北陸新幹線がそばを通る長野県飯綱町は、江戸までの加賀藩の参勤交代路である北国街道のちょうど中間点の道中堺にあたる。

 

 そこに、幕末に江戸から金沢に帰り、成巽閣に住んだ12代藩主・斎広公の奥方である真龍院の歌碑が建立される。

   

 長くいた江戸の事や、これからの金沢での生活を思う心境を詠んだ和歌を刻んだものであるが、それは、北陸新幹線で再び結ばれる両地の歴史を考えるよすがにしたいという地元の方々の意向による。


 こちら金沢でも、多くの方々が募金という形で今春の建立に賛同されて動いている。170年の時を経て、加賀藩との所縁を再び、最新の北陸新幹線が運んでくる事になったが、ぜひ両地の交流の礎となってもらいたいものである。」