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 慶長八年(1603)八月十一日、公家・船橋秀賢は大坂へ行っています。


 「晴、秀頼卿御祝、其爲御禮諸公家下向、仍予也亦大坂に下、冷泉、山科、四條令同船、申刻致大坂、着岸、秀頼卿御拝出、長印軒宅ニ一宿、」


 豊臣秀頼のお祝の為に、公家衆が大坂へ下向したようです。前月に秀頼は、徳川秀忠の娘・千姫との婚礼を行っていますので、その祝いを述べに行ったのです。


 京から大坂へは淀川を船で下ります。恐らく大坂城の側まで船で行けたのでしょうね。冷泉為景・山科言継・四條隆昌らと同船しているようです。


 秀賢が泊てもらった長印軒という人物が誰なのかは判りません。軒号が付いていますので茶人かも知れませんね。


 古田織部の弟子、秀頼近習の大野治長では・・・・?