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 本能寺ノ変に関しては諸説あり、今なお結論は出ません。谷口克広氏の言われるように、やはり公家などの日記のような第一級史料による考察が一番だと思いますが、それにすら諸説が出て来ます。


 関係した文献も多々ありますが、私個人としては、朝廷や天皇が直接関与していない「朝廷黒幕(限りなく黒に近いグレー?)説」ではないかと思っています。


 直接、朝廷が関与していれば事前に変が起こる事は判っているのですから、晴豊や誠仁親王が危険な場所にいる訳はないと思うのです。晴豊の日記にあるように、光秀の許可を得て避難しているのが史実に違いありません。


 公家や天皇の気持ちを察した光秀の勤王的な気持ちから来た行動だったのではないでしょうか。もちろん、これは信長と朝廷が不和だったと仮定しての事ですが・・・・


 結果、信長がいなくなり安堵したのは、朝廷に関わる人々だったのではと思います。晴豊たちは、後々までも光秀に感謝していたのではないでしょうか。


 親戚でもない勧修寺家の光秀供養の訳もこの辺にあるのではないでしょうか・・・・