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 一色五郎義有に嫁した伊也のその後についてお話します。


 伊也は、細川藤孝の娘で忠興や興元の妹にあたります。天正九年(1581)五月、明智光秀の仲介で義有に嫁ぎましたが、翌十年九月に義有が切腹死して死別、十一月には藤孝の従兄弟にあたる京・吉田神社の神官・卜部兼和の子である兼治との婚儀が整い、翌年の三月には宮津を発って輿入れしました。兼治十九歳、伊也十六歳だったそうです。この婚儀は秀吉の意向によるものだと言われています。一男一女の母となり、慶安四年(1651)二月に卒しています。卜部家は本能寺ノ変の際に、明智光秀に対する身の入れようが尋常でなかったそうで、保身の為に細川家との縁組を急いだとの見方もあるそうです。兄である細川忠興の夫人・玉(ガラシャ)とは五歳下だったそうです。