100年インタビュー尾上菊五郎 | マルサの長女

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🍀20244月18日🍀

尾上菊五郎さんのインタビュー。
国立劇場で、聞き手は黒崎めぐみさん。
初舞台ではしかにかかり、鬘が入らなくなるほど顔が腫れた。
六代目菊五郎(祖父)「初舞台から休んだら縁起が悪い。
素顔でも良いから出なさい」
酷い。笑い泣き

小道具で遊んでいたら、壊して怒られた。笑

三之助時代。
「3人でガム島行った。
(ステーキの肉)それ焼いてくれるのが辰之助、私は酒飲んでるだけで」

立役も始める。

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初代は京都

京都の音羽の滝から取って音羽屋。
團十郎の相手役(女役)が多かった。

誰が七代目になるか決まらず、23年かかった。
誰がなっても不思議ではないラインナップ。

五代目が江戸世話物を完成させた。

九州巡業の時、衣装を外に干しておいたら、褌に蜂が入り込んでいた。
股間を刺されて痛いまま芝居を続けた。笑い泣き
 
与三郎は背筋が疲れる。笑

「衣装さんが丁寧に、両方とも振袖作っちゃった」
女装を脱いで男だとバラさなきゃいけない時に。笑

「勘三郎さんは時々、機嫌が悪い時があるんですよね、ぶすっとして。
どっか体悪いんですかって聞いたら、いやいや(悪くないよ)」
黒崎「お弟子さんはとても聞けないような笑」
子役時代からいろんな先輩に可愛がられていたから言える。

「色男ではなく良い男になりたかった」

「子役の頃はしっかり出来ていたけど、応用が効かない人もいる」

晩酌
「(六代目は)魚屋宗五郎やると、もう一ぺん舞台で飲んだから、酒はあんまり美味しくないなんて言って。
私全然そんな事なかった。
毎日美味しかった」

六代目中村歌右衛門
「掛け声かけてくださるんですよ、稽古しながら」
笑い泣き

立役が後ろを向いてしまうから、女役は舞台の前に出なければねらない、と教えてもらった。

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「父からは、土台だけは作っておけよ(と言われた)」

塵鎮め
歌舞伎では、幕が上がった直後はあまり関係ない事をする。

「困った時は忠臣蔵を出した。
今の若い子達は忠臣蔵をやってないんですよ。
まだ忠臣蔵をやってない内は半人前だと思ってます」

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貴重なインタビューでした。照れ