尾上菊五郎さんのインタビュー。
国立劇場で、聞き手は黒崎めぐみさん。
初舞台ではしかにかかり、鬘が入らなくなるほど顔が腫れた。
六代目菊五郎(祖父)「初舞台から休んだら縁起が悪い。
素顔でも良いから出なさい」
酷い。
小道具で遊んでいたら、壊して怒られた。笑
「3人でガム島行った。
(ステーキの肉)それ焼いてくれるのが辰之助、私は酒飲んでるだけで」
立役も始める。
🍀
團十郎の相手役(女役)が多かった。
誰がなっても不思議ではないラインナップ。
五代目が江戸世話物を完成させた。
九州巡業の時、衣装を外に干しておいたら、褌に蜂が入り込んでいた。
股間を刺されて痛いまま芝居を続けた。
与三郎は背筋が疲れる。笑
「衣装さんが丁寧に、両方とも振袖作っちゃった」
女装を脱いで男だとバラさなきゃいけない時に。笑
「勘三郎さんは時々、機嫌が悪い時があるんですよね、ぶすっとして。
どっか体悪いんですかって聞いたら、いやいや(悪くないよ)」
黒崎「お弟子さんはとても聞けないような笑」
子役時代からいろんな先輩に可愛がられていたから言える。
「色男ではなく良い男になりたかった」
「子役の頃はしっかり出来ていたけど、応用が効かない人もいる」
晩酌
「(六代目は)魚屋宗五郎やると、もう一ぺん舞台で飲んだから、酒はあんまり美味しくないなんて言って。
私全然そんな事なかった。
毎日美味しかった」
六代目中村歌右衛門
「掛け声かけてくださるんですよ、稽古しながら」
立役が後ろを向いてしまうから、女役は舞台の前に出なければねらない、と教えてもらった。
🍀
「父からは、土台だけは作っておけよ(と言われた)」
塵鎮め
歌舞伎では、幕が上がった直後はあまり関係ない事をする。
「困った時は忠臣蔵を出した。
今の若い子達は忠臣蔵をやってないんですよ。
まだ忠臣蔵をやってない内は半人前だと思ってます」
🍀
貴重なインタビューでした。