今日から少し趣向を変えて、体と心と病気の関係のお話をします。

体と心は密接につながっています。
そして、心と病気も同じです。

普段何気に心で思っていることが、体のどこかに証拠として現れます。

逆に言えば、どの部位に何が現れたかによって、その人の考えていることや信じ込みが分かるのです。

今日は摂食障害についてお話します。
摂食障害はどんなことを思っていると出てくるのか、どんな信じ込みがあるのかを探っていきます。

まず、拒食も過食嘔吐もどちらも、
「食べることを拒否している」
ということが言えます。

そしてもっと広く言えば、食べることだけではなく
人生の中で「何か受け入れたくない、飲み込みたくないものがある」
ということが言えます。
人の話を聞かない、アドバイスを聞かないというのもあると思います。

摂食障害で胃が弱い、胃が痛い人、逆流性食道炎がある人も、同じことが言えます。
受け付けたくない、受け入れたくない、そう思っていることがあると思います。

私に置き換えると、不倫が始まったころに摂食障害が始まったので、まずは不倫をしていることを受け入れたくなかった、ということが言えます。

相手の家族に対する罪悪感
自分以外に家族がいる、自分はいつも置いてけぼりという孤独感、怒り
妊娠中絶の罪悪感
人生これでいいのかという焦燥感、不安
これらのものがいつも私に付きまとっていました。

友人に不倫をたしなめられたこともあったけれど、聞く耳を持たなかったこともありました。

そして、一番過食嘔吐が激しかったのは、この彼と別れた後です。

別れを自分から切り出したものの、寂しくて悲しくて後悔して、いつか迎えに来てくれないかな、という淡い期待。
お金の心配もある、この先私は誰かを愛することができるだろうか、このまま一人なのだろうか。
毎日不安で不安定で、毎晩泣きながら食べ、泣きながら吐いていました。

家でも会社でも過食嘔吐して、気づいたらとっても疲れ切った顔になり、みじめさや悲壮感が漂っていました。
そんな時にはやはり、泣きっ面にハチのような出来事がおきたり、人が離れて行ったり、ストレスで生理が止まったりと、そんなことがありました。

脳は信じ込みを現実化しようとしてくれます。
そして行動すればさらに現実を引き寄せてくれますから、寂しい悲しいみじめだと泣いて過食嘔吐すればするほど、その信じ込みに見合う出来事を引き起こしてくれたのです。

では、どうすればよかったのか。

不倫を正当化することは良くないのかもしれないけれど、自分の選んだ道は間違っていない、と自分を信じればよかったと思っています。
そして、寂しさやみじめさ、孤独さを感じているのは完全に他者基準で、問題回避なんです。

相手がいなくても自分一人で過ごす心地よさや友達と遊ぶこと、楽しみを見つけることをすればよかった。
この年になってまだ独身で恥ずかしい、なんていうのも、他人の作った基準、ルールであって、自分はそんなの関係ないんです。

自分が決めたこと、自分がやりたくてやっているという、自分の行動に責任を取っていなかったということが言えるのではないかと思います。

自分を満たすこと、それすらも拒否しているから、お腹がいっぱいになるのを嫌って吐いていた。
ともいえるのです。

ちなみに、下痢をする人、お腹が弱い人は受け止めたものを自分の体験や経験を自分の肥やしにするのを避けていると言えます。
いったん受け入れるけれど、どうしてもいやだと流してしまうのです。
摂食障害で下痢な場合は、相当受け入れたくないことがあるのでしょうね。

心で思っていることを、体は正直に表現してくれます。
あなたに思い当たることはありますか?
何を受け入れたくないのでしょうか。何を認めたくないのでしょうか。

じっくり考えてみてください。

出た気づきを正しく処置すれば、摂食障害は終わります。

個人セッションは初回無料ですので、気になったらお気軽ご相談くださいね。

 

 


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