ある過食の方のブログを読ませていただいていて思ったことがあります。
その方曰く、過食はストレス解消なんだそうです。
昨日、お伝えした内容の続きになりますが、私を含めて摂食障害をしている方のストレス解消は、過食嘔吐という方が多いのかもしれません。
みなさん生きていれば、大なり小なりストレスは感じると思います。
ずっと前にもお伝えしましたが、ストレスは命の危険を察知するときに感じるものなので、自分にとっては上司やお客様や旦那さんやお姑さんなどが命の危険を脅かすと思って、ストレスを感じるのでしょう。
では、ストレスの解消方法、いわゆるそういう時の自分の慰め方は、どうしているんでしょうか?
ギャンブル?スイーツ?お酒?
それともバッティングセンター?ドライブ?
どれがOKでどれがNGなんですかね?
線引きはどこにあるんですかね?
どれもそれなりにお金も時間もかかるし。
ドライブやバッティングセンターは健全だけれど、お酒やスイーツは健全でない。
それって本当?
度が過ぎればどれもNGだろうけど、「ほどほど」の物差しも人それぞれですよね。
私は過食嘔吐がストレス解消なのは、終わらせた立場から言わせていただくとNGです。
ですが、あたらしい解消方法を見つけるまでの緊急避難的な臨時解消法としては認めます。
だってそれすらしなくなってしまったら、心のバランスが取れなくなってしまうのを知っているから。
それで、いったん落ち着いてよく考えてみてほしいのが、
ストレスを感じるから解消したくなる
のであって、
初めからストレスを感じなければ解消しようとも思わない
ということなのです。
ストレスとは、命の危険を察知したときに生じるものでしたよね。
将来や社会、政治、家庭への怒りや怯えや不安などが少しずつたまっていったものがいつか爆発してしまうのです。
でもね、爆発する前に、必ず予兆があるはずです。
それは「違和感」です。
なにか違うぞ?これはおかしいぞ?これでいいのか?
そんな違和感があったら、いったんそこで立ち止まってみてください。
そのまま進んでしまうと、取り返しのつかないことになるかもしれない。
違和感は、最高に感度良好なセンサーです。
自分のセンサーを信じてください。
それを少しずつトレーニングしていくことで、ストレスを感じる前の状態、いわゆる心身ともに平和で健康な状態でいられると私は思うのです。
自分の機嫌は自分で取れ、といいますが、まさにその通りです。
私が先日、椎骨動脈解離をしたときがまさにそうでした。
休みたい休みたいと思っていたのに、
「これは世の中をよくすることなんだ、みんなを幸せにすることなんだ、だから頑張ろう!」
と自分に休みを与えずに走っていました。
でも本当の自分はそこに違和感を感じたのです。
自分が休んでいなくて幸せじゃないのに、なんかおかしい。
って。
それでも自分はセンサーのアラートを無視していた結果、めっちゃ恐ろしい病気になり強制的に休ませられることになりました。
そして、自分を大切にしないとこうなるよ、センサーに反応しないとこうなるよ、というきつめの戒めを頂いたわけです。
過食して甘いものでごまかすのは、大人が子どもを言いくるめている、釣っているのと同じだと思いませんか?
ということは、あなた自身があなたに対して、甘いものでうまくその場をしのいでいることになります。
それでは何の解決にもならない。
ストレスを感じる=命の危険
だったら感じなければいい、ストレスを近づけなければいいだけの話です。
自分なりの方法を編み出せたら、本当に穏やかに、楽に生きていけます。
これを機に私も見つけていきます。
ぜひ、あなたも一緒に見つけましょう。
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