過食のスイッチが入るパターンの検証として、これまでいくつか挙げてきました。
今回も検証結果をお伝えしていきますね。

私の場合は、お昼に外食をしたとか、自分のノーマルモードのカロリーや量を超えたと思われるときに、過食嘔吐に繋がっていたことがありました。

普段は自炊なので、だいたいのカロリーと量は計算していて、おやつも夜に食べるものも考慮しての食生活なのですが、ランチに行くとその範囲を超えてしまうのです。

お昼で約500~600キロカロリーを摂る、おやつで200~350キロカロリー、夜で晩酌とつまみで500キロカロリー、のような予定なのです。

でも外食では1000キロカロリーに近い食事で、お昼とおやつを一時期に摂った形です。
食べた直後はお腹いっぱいなのですが、おやつは癖なので夕方になるとおやつが食べたくてたまらなくなるのです。


前にもお伝えしましたが、おねむタイムを空腹と勘違いしていたので、夕方のおやつタイムはどうしても外せませんでした。

そこでおやつを食べてしまうと、当然自分で決めたカロリーはオーバーします。
そしてまだお昼の食事が胃に残っていて、実は空腹ではないのですが脳が幸せホルモンのエンドルフィンを欲しがり「食べなきゃ、食べてよ」と囁き、食べてしまうのです。

そこからが過食スイッチをオンにします。

食べたいわけではないのに食べてしまう。
お腹いっぱい→なのに食べる→罪悪感→ああ、それなら吐く?→何ならお昼もリセットしよう→じゃあやろう!→過食嘔吐スタート!
になるのです。

さて、いまだったら、このねじれたチェーンをどうほぐしていきますか?

まずは、外食したことを受け入れる。


食べに行くことが決まってから、お店に行って食べることまでは、ワクワクしてとても楽しかったのに、いざ食事がお腹の中に入って満腹感を得ると、そのとたんに罪悪感と恐怖に代わっていました。


食べてしまったことを否定し、食べたものを拒絶していました。


同じ経験を持つ方がいたら、あなたはどうですか?

まずそこの考え方を一緒に変えていきましょう。


最初におススメなのは、最近の私がしていることです。


食べる前にご飯ちゃんたちに向かってあることを伝えます。
「私のところに来てくれてありがとう。私の血肉骨筋肉細胞になって、一緒に世界を創っていこうね」
と。

そうすることにより、こうして食べたものは吐かなくなりました。

次に、カロリーを消費することをする、です。


でも、摂食障害の方は過活動と言って、無理に歩いたり走ったり運動をする傾向があるので、ここを変えます。


どんなに歩いても走っても、今のままではカロリー消費量は増えません。なぜならあなたに筋肉がないからです。
筋肉がないということは、基礎代謝が低いということになります。

ダイエットをするには、除脂肪組織とよばれるものをできるだけキープしながら、体脂肪だけを減少させることが重要です。
それは、除脂肪組織は脂肪組織に比べてエネルギー代謝が活発だからです。

基礎代謝は、臓器の動きや血液を送り出すなど、生命を維持していくために必要なエネルギー量のことを言います。
成人女性では1日1,200キロカロリー必要だと言われています。
私は基礎代謝は高いほうで、1,100キロカロリーあります。

私の知っている女性では1,000キロカロリーない方がほとんどです。

なぜ基礎代謝が高いほうがいいのかというと、筋肉、骨、内臓などの除脂肪量が減少するイコール基礎代謝が低いと、安静時のエネルギー消費量も少なくなってしまい、結果としてエネルギーを貯めやすい身体になってしまうからです。

反対に、除脂肪量が多いイコール基礎代謝が高い人ほど安静時のエネルギー消費量が多く、脂肪が貯まりにくい身体といえます。

なので、基礎代謝が高いほうが摂取したカロリーを消費しやすく、無理に無駄な運動をしなくてもいいのです。

そして最後は「食べることは喜びの循環だ」ととらえるということです。


摂食障害は精神論では終わりません。根性でも努力でも終わりません。
自分で「気づくこと」によって終わります。


何のために摂食障害をしているのか、何を求めて摂食障害をしているのか、もっとその奥では何を求めているのか、自分に問いかけていれば必ず自分は答えを出してくれます。

それによって摂食障害は終わります。

そして食べることは喜びすなわち命の循環だ、という真理に立ち返ることです。

食べ物たちはどうやって生まれ育ち、どうやって加工され、どんな人たちの手を借りてどんな工程を経て、あなたのもとにやってきたのか、考えたことがありますか?


そこには必ず命と人々の生活が関わっています。


種や子牛、乳牛、ひなを買う人売る人、成長した動植物を買う人売る人、それらを加工する人売る人、その加工物を運ぶ人売る人、お店で買う人、調理する人、その調理したものを食べる人。


そこには人の時間とお金がかかっており、それらを売り買いすることで循環しているのです。

その循環が自分にも回ってきて、私たちは「買う」「食べる」「消費する」に位置しています。


私とあなたがいるのは、今まで途切れることなく回ってきた喜び=命を、最後にありがたく頂くポジションなのです。


私が払ったお金で、これまでの皆さんの喜びが循環する。
私がこれを食べると、これまでの皆さんの愛や思いが私の中で循環する。
そうすると私自身が愛と喜びになって、さらに素晴らしい愛と喜びを世界に循環させていくんだ!

そう思ってみてはいかがでしょうか。

私も実際、食事をするたびにこのように自分と話していますし、このように言葉にすることで感謝の気持ちもさらに深くなったように思います。

生きるとは喜びの循環。命の循環。
食べるとは循環させるためのポンプを回すエネルギー。

外食してカロリーをオーバーしたとしたら、その分余計に愛と喜びを循環させたと思いましょうよ。
あなたの思考があなたを創るのですから。あなたの世界を創るのですから。

 

 

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