過食嘔吐しながらも実は研究していたことがありまして。


「どんな時に自分は過食嘔吐に走るのか」気づいたことをお話します。

私の場合は、午後に過食をすることが多かったです。


一番多いパターンは、過食したいピークは15時頃から17時にかけて。
お昼を食べ終わって、口が何か食べたいモードのつまみ食いからのドカ食い、でした。
そして季節は冬、寒い時期が多かったように思います。

二番目に多いパターンは、お昼ごはんが遅かった、もしくは早すぎたパターン。
遅かった場合、早すぎた場合もやはり15時から17時にかけてに食べたくなりました。

遅かったときは、とにかくもうお腹が空いているのでつまみ食いからのドカ食いで、なんでもいいから食べたい状態。

それが冷静になれずにとにかく詰め込む状態になってしまうと、過食のスイッチが入りました。
お昼が早すぎた場合も、小腹が空いてのつまみ食いがエスカレートするパターンが多かったです。

これを冷静に考えてみると、私には魔の時間帯があることに気づきました。
15時から17時です。

どうしてこの時間帯なんだろうな~って考えていたのですが、私の生活リズムと関係があることに気づきました。
それは、お昼寝です。

私の場合、1人でいるときは11:30にはお昼をとることが多いです。
その後、30分ほど運動をして、30分ほどお昼寝をします。
その後13時前には仕事に戻ります。

お昼寝をしてスッキリなはずなのですが、どうも私にはそのお昼寝が足らないようなのです。

言葉を変えると、休息にはなっていても充電にはなっていないのです。

人は疲れると、甘いものを欲したりと何かを食べてエネルギーを補おうとします。
私の場合は、日ごろからのカロリー不足と睡眠不足によって、十分にエネルギーがいきわたっていなかった。

そのうえ、食後に良かれと思って30分ほどの運動をしています。

だから、せっかく食べたエネルギーをそこで消費してしまっているのです。

その後のお昼寝は、運動して消耗した体力を休めるためには有効ですが、エネルギーを体内に循環させて体を充電するためにはエネルギーも時間も不足していた、というわけなのです。

だから、夕方のその時間帯になるとエネルギーが落ち「体が休みたい」と言っていることを、疲れているなら甘いもので補給しよう、と「食べたい欲求」と勘違いしていたのです。

本当にお腹が空いていれば、食べれば食欲は落ち着くはずなのに、落ち着かない。むしろ止まらない。
そりゃそうですよね、求めているものが違うのですから。


眠い欲求を他のものにすり替えてしまうと、脳がバグってしまうんだと思います。
食べ疲れて吐き疲れて眠くなるまで、眠りたい欲求は収まることなく主張を続ける。


そして眠ったらスッキリ。

 

残るのは勘違いだと知らずに食べてしまった食材たちの残骸と購入したレシートと、後悔です。

私の場合は、眠りたい欲求を食べたい欲求と勘違いしていたのです。
身体はもう少し食べていいよ、と言って、つまみ食いをさせました。
食べたい欲求と抑えている自分の脳とで折り合いをつけて、食欲はいい頃合いで収まるはずなんです。

でもその時間帯、たまたま私はおねむタイムが重なってしまったのです。


おねむタイムとはつゆ知らず
「なんでこんなに食べたいの?」
「ああ過食スイッチが入っちゃった」
と、ループにはまっていったのです。

甘いものを食べても食欲がNOを言わないのは、日ごろのカロリー不足もあるけれど、糖と脂肪のマジックのせい。幸せホルモンのエンドルフィンを大量生産して、頭の中がパラダイスになっているから。
パラダイスなのに、わざわざ「いやいや、今は食べ物要らないよ、お腹いっぱいだよ」と断る理由はないでしょう。

だから過食も進んでしまうのです。

このメカニズム、今はもうガッテンガッテン、へ~ボタン押しまくりです。

あなたももしかしたら私と同じパターンかもしれません。

これは、のどが渇いているときにも同じ現象が起きます。
水分が欲しいだけなのに、お腹が空いていると勘違いしてしまいます。
食べてもお腹が空いていると感じたら、まずは水分を摂ってみてください。
水分でお腹を満たすのとは、また違います。体が水分を欲しているその欲求にこたえてあげるのです。

まずは自分の体の欲求に耳を傾け、答えてあげてください。