前に、摂食障害は依存症だって話したと思います。

依存症って、たくさん種類があるのってご存知でしたか?
大きく物質、人間関係、行動の3つにカテゴリーに分かれているそうです。

例えば、物質の依存ではアルコールが有名でしょう。

飲みたくないのに飲んでしまう、逆に時間に関係なく、いつでもアルコールを欲する。
わかっていてもやめられない。
そんな状況が続くのがアルコール依存です。

そして行動の依存は、欲しいものがないのに買い物したくてたまらない買い物依存。
私の元友人は、毎月給料以上の買い物をして、ローン地獄にハマりました。
そして進んで自ら自己破産しました。
自分は700万ものローンを踏み倒し返さずに済んだけど、その代償としてご主人が亡くなりました。

話を戻すとして、人間関係で言えば不安依存というものがあるそうです。
いつも不安でいたいのだそうです。だから安心できる状況になると、自分からその安心を手放して不安を感じる状況に身を置くのだそうです。

それと似たもので、孤独依存。

人がいると落ち着かなくなる。孤独でいたい。孤独でいることで満たされる、という依存です。

依存症に陥るのは、目の前に起きていることを直視できない、していないことでそれから逃げているということが主な原因です。

摂食障害も依存症。食べて吐くということに依存している立派な依存症です。
痩せることに対して、運動をするわけではない。
食べることに対して、自分の適量を超えてしまう。
好きなことをして、手っ取り早く目的を手に入れたい。
そのために食べて吐く、という手段に依存しています。

他の依存症もそうですが、単純に避けて逃げているだけでないのはわかります。
私もそうでしたから。

でも、いつかは直視しないといけない時が来るんです。

見て見ぬふりする、気づいているのに気づかないふりする、その時はそれでいいかもしれません。
しかし、いつかそれは向き合わなくてはいけない時がきます。

あなたは何を見たくなくて、摂食障害してるんですか?

自分の体型?将来の姿?相手の反応?

私は何を見たくなかったのかな?
太る自分の体かな。
それと、老けていく自分の姿かな。

逃げて避けて抵抗して、25年。

でも思い切って受け入れてみた。
そしたら案外、すんなりだった。

案ずるより産むが易しって、このことだと思う。

向き合う日は、早ければ早いほうがいいと思う。
経験者の私がいうんだから、間違いない。

人は騙せても、自分は騙せない。

それだけは、忘れないでね。