摂食障害をお持ちの方のブログやコミュニティで、みなさんのお話を読ませていただいていますが、気になることがあったので今日はそのうちの一つをお話します。
まず気になっているのは「摂食障害歴が長い」ということ。
私も25年だけど、20年越え、30年近くしてらっしゃる方がとても多いんです。
私の年代は特に、トレンディドラマやアイドルの影響が強いのでしょうけど、昭和から平成時代の女性アイコンが、やせてかわいい子が多かったというのも影響しているのかもしれません。
ですが、それは時代風潮の話。自分のアイデンティティとは全くの別物です。
20年以上もやめられないのには、ある理由があります。
それは「本当はやめたくない」と思っているんです。私もそうでしたから、分かります。
食べて太る自分を想像できない、したくないんですよ。
体型が普通になってしまったら、何の特徴もない自分になってしまう。
人に構ってもらう要素がなくなってしまう。
そう思っているんですよね。
私はそうでした。
あなたはどうでしょう?
やめたいと思っているのにやめられないのは、なにが引っ掛かっているのかな?
しかも、家族にも友達にも言えず、人間関係も、仕事も、お金も歯も失い、毎日罪悪感と後悔にさいなまれているのに、やめられないのは、どうしてなんでしょう?
そして、完全にやめないと言っている人もいたんです。
たまにはいいんじゃない、って。
心の均衡を保っていられるなら、週に1度くらいは過食嘔吐を許そうって。
これだけの思いをして、もがいて苦しんだのに、のど元過ぎればなんとやら、になっちゃってる。
こんな開き直りは私は反対します。
やめるためにゆっくり段階的にへらしていく、というなら賛成。
でも、ゆるーく一生付き合っていく、というのは、何の得もない。
次から次へとダメ男に惹かれる女の人と同じ。白い粉やたばこ、アルコール中毒と一緒。
過食嘔吐中毒。
これは何の生産性も生まない。
「今日くらいはいいよね」
「今日は解禁日だ」
その積み重ねで何十年もやってきたんでしょう。
せっかくやめると決めたのだったら、すっぱりやめてください。
体重のグラム単位まで管理するとか、カロリーの管理をするとか、管理するところはそこじゃない。
自分の心の管理をしてほしい。
何のために過食嘔吐してるのかということに、しっかり向き合ってほしい。
もう望まないループにはハマらないで。
少しくらいいいや、は摂食障害においては厳禁。
その理由は、あなたにはもうわかっているでしょう?
早く気づいて、早く終わらせて、あなたが本来するべきことをしてほしい。
エゴの声と自分の声を、聞き間違わないでほしい。
精神論でも理屈でも、摂食障害は終わらない。
本質に気づかないと終わらない。
私は気づかせるお手伝いはできる。
でも気づくのはあなたにしかできない。
自分で気づいて腹落ちしないと、終わらないから。
摂食障害が終わったら、他の人生の不具合も終わります。
だって同じことだから。
だから、一日も早く、摂食障害を終えてほしい。
このブログで気づきにくいときは、個人セッションに来てほしい。
最初は無料で相談できるから。
本来のあなたが輝くことを待っている人が、世界中にたくさんいることを忘れないでね。