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棘道の英獣譚 (ダッシュエックス文庫)/集英社

【仲間に見捨てられ、森で意識を取り戻したライザー・ゲフォンを待っていたのは、樹木と化した右腕だった。

世界を飲み込まんと拡大する自然異産“棘の森”は、あらゆるものを黒い樹木に変えていく。深黒と絶望の樹下、木漏れ日の中で出会った“眠りの魔女”に命を救われ、襲いくる獣との闘い方を教わるライザー。

次第に彼は、人間離れした能力に目覚めていった。

そして、“森の主たる竜”と“眠りの魔女”の時代を越えた因果を知ったとき、彼は結末へと向かい、立ち上がる。

愛する少女と世界の命運を背負い、戦う、小さな獣の英雄譚―。

第3回集英社ライトノベル新人賞“特別賞”受賞作品!】



■感想とかネタバレとか


「好きな女の子のためにがんばる話」も「一度決めたことの意地を通す話」も好きなはずなのになーって感じ。

親友の意気消沈っぷりが心配で自分の実力も鑑みず共同調査に参加するのはともかく、

子守り必要な参加者を保護者なしで帰り歩かせるのはさすがに「正気か?」だった。

全員帰還してから精鋭2人で行けばいいだろうに。

龍のお面を手に入れてからは修行に明け暮れて時間の感覚曖昧になる

500年前の真実も樹木化した町々もさらっとだった、あと結局ブラコンとシスコンに振り回されるお話



びみょう…

キリシエだけならともかくあの角幼女まではちょっとキツイわ

キリシエ初登場のときのライザーの視線も気持ち悪かったけど本当にあれ気持ち悪くてびっくりした

ゲインの側の話ねーくせにあの槍だけの参加もね!

兄さん途中でさっぱり消えてたよね!!!

ご都合主義万歳! に乗っかったお話で好きなのはあるので、

だから最後のご都合主義とハッピーエンドに笑えなかったのは「消えとけよ」ってのがあるからだと思うんだよね…

だってそれがなくてもあの子が存在できるなら、本来優しかったあの竜はなんのためにいたの

まあでも死んで(消えて)終わりじゃあねえだろう、とも思ってたのでいいんだけどさー! でもさー! っていうもやもや。



イラストレーターはえいひさん!