【食糧と書かれた宅配便に入っていたのは『淑女』と名高い同級生、白咲初姫だった。

姉を殺し内臓を食べた人物に自分も食べて欲しいという。

彼女は『有坂家』次男である俺、有坂有哉が犯人だと言い、自分を食べろと居座り始めた。

折しも俺は兄妹の部屋から誰かの内臓と手首を見つけてしまい…。

 

それでも俺は、家族を推定無罪とし、平穏を守るべく、初姫が納得する別の犯人探しに乗り出すが―。

青春を生き抜く悪役たちの学園ミステリアス・エンタテイメント!】

(アマゾンから引用)

 

■ 感想とかネタバレとか

 

出会う順番って重要だよねって話

この部分にはすごい勢いで同意をしておく……

だって「夢の岸辺」の3巻で同じこと思ったもの…

あのニアミスの女の子に同情しないでもないけど、でも読みながら思った

同情に値すべき理由と、要素だけ抜き取れば出会いから主役的立ち位置なものは、ぜんぶ、先にダンボール開けた時点で表には出てこなくなる。

それを…なんというか、可哀想とかドンマイとかあんまり思ってなくて、かすかに思っている部分さえも、言葉通り思っているもんでもないしなあ。

 

アリタ(長男/ラスボス)のスパルタ教育を、

その教育者ごと心底憎悪しているアリヤ(次男/平凡)とアリス(長女/不思議の国)、

ゴーイングマイウェイのアリア(次女/小さな妖精)は終始在宅

 

初姫は変人ほいほいかなあと思って読んでたけど、いちばんの変人ほいほいはあの宅配便のお兄さんだった…(笑)

だってストカー気質発揮して初姫で、運悪くアリヤと元同じクラスだったらしいので、いやあ、まあ、どんまい(これはそこそこ思ってなくもない)

元神さまの話読んでみたいかも…と思っている時点で実際読んだとき拍子抜けだったら怖いのであまり期待はしないでおく、そも2巻読むかも不明 

ちょっとスキンシップ過剰で気持ち悪かった

人喰い一家に志願してやってきたエサを、自分の、目に見える「良心」だとしたのが好き

 

イラストレーターはリラルさん!